金属ケーブル窃盗急増 大手衣料品店の大量万引きも半数は外国人グループが関与か 警察庁

日テレNEWS NNN

太陽光発電施設の金属ケーブルの窃盗被害が急増していることがわかりました。

また、大手衣料品店などでの大量の万引き行為が確認されていて、外国人グループによる組織的な犯行の可能性もあり、警察庁は、取り締まりと対策の強化を指示しています。

警察庁によりますと、今年1月から6月末までの太陽光発電施設の金属ケーブル窃盗の認知件数は、全国で4161件にのぼり、去年1年間の5361件を大幅に上回るペースで急増していることがわかりました。

今年に入って60人が検挙され、このうち21人は日本人でしたが、残る39人は外国人で、そのうちカンボジア人が28人と最多でした。

また、大手衣料品店による被害額が10万円以上の万引き被害も続発していて、警察は去年から今年6月末までにあわせて11人を検挙しましたが、いずれもベトナム人だったということです。

この衣料品店の万引き被害については、ベトナム国内で高値で取引されることが多く、短期滞在で入国し、犯行後にすぐに帰国するいわゆる「ヒット・アンド・アウェイ」型の犯行が多いということです。

警察庁は全国に通達を出すとともに、現行法を適正に活用しつつ、古物営業法の改正なども視野に取り締まりと対策強化を進めていきたいとしています。