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「まさか神様にこんなタイミングで意地悪を」試合前の状況を明かす 激戦を戦い抜いた早田ひなが銅メダル獲得 

日テレNEWS NNN / 2024年8月3日 22時36分

銅メダルを獲得した早田ひな選手(写真:ロイター/アフロ)

◇パリオリンピック2024 卓球 女子シングルス3位決定戦(大会9日目=日本時間3日、パリ南アリーナ)

卓球女子シングルスの3位決定戦に登場した早田ひな選手は、韓国のシン ユビン選手と対戦。4-2で勝利し、見事銅メダルを獲得しました。

今大会7試合目となった早田選手。左腕の前腕に違和感がありテーピングを巻いて挑んだ3位決定戦には準々決勝で平野美宇選手を破った韓国のシン ユビン選手との激戦が繰り広げられました。

第1ゲームは9-11で落とすと、第2ゲームは早田選手が4連続ポイントを奪うなど13-11で取り返します。第3ゲームは5連続ポイントを奪うなどまたも早田選手が取ると、勢いにのった早田選手は第4ゲームも自分のモノとしました。その後は1ゲームを落としてしまいますが第6ゲーム、またも4連続ポイントを奪うと最後は相手選手のミスで勝利を決めました。銅メダルが確定した瞬間、早田選手はその場にしゃがみ、目から涙が。

試合後のインタビューでは「おとといの試合で腕を痛めてしまって、昨日は現実を全然受け入れられないままプレーしていて、今日も練習の時も同じような感じだったんですけれども、ドクターに注射を打ってもらって、もしかしたらいけるかもっていう感覚まで戻ってきたので、自分を信じて最後まで戦うしかなかったです」と試合前の様子を明かしました。

「試合が始まる5分前まではできることが、自分が100%できるとしたら20~30%の力をどうやって出して戦うかっていう感じだったので、その5分前の注射で自分の感覚が100%くらいに戻ってきて、そこから後悔しないように1ゲーム1ゲーム進んでやっていました」とコメント。

さらに銅メダルを獲得した今の気持ちを聞かれると「もちろん金メダルを目指してやっていたんですけれども、まさか神様にこんなタイミングで意地悪をされるとは思っていなくて、いろいろJOCの方だったり日本のみなさんが本当に最後まで支えてくださって、私がプレーできるところまで持ってきてくれたので、どんな結果になってもやり続ける。そして銅メダルをみなさんに見せられたらいいなという気持ちで戦いました」と気持ちでプレーしたことを語りました。

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