「もったいない。逃げのピッチングは見たくない」巨人・杉内コーチが苦言 4回2/3で交代の井上温大に

巨人の阿部監督と杉内俊哉コーチ(画像:日テレジータス)

◇プロ野球セ・リーグ　巨人8ー4ヤクルト（3日、東京ドーム）

勝利投手の権利まであと1つというところで交代となった巨人の先発、井上温大投手。この日は3番の山田哲人選手と4番の村上宗隆選手に対して、フォアボール合わせて4つという結果となりました。

「もったいないね、本人が一番悔しいだろうけど、ああいう逃げのピッチングは見たくないね」と試合後に語った杉内俊哉投手チーフコーチ。「調子いい悪いは関係ない。マウンドに上がれば。その中でストライクゾーンで攻めないといけないし、調子悪いなりのピッチングはできるはずなんですけどね、逃げてましたね」と続けました。

特に交代の理由となった、5回の山田選手、村上選手への連続フォアボールについては「打たれる怖さがあるんでしょうけど、でも、フォアボール、フォアボールでタイムリー打たれて交代するなら、ソロでいいという気持ちで山田くんと勝負してよかったと思う」とすると、「その方が悔いがないと思うし、きょうのピッチングは多分悔いが残るピッチング。ああいうことをすると勝ち星に恵まれなくなっちゃう」と23歳の左腕に苦言を呈しました。

井上投手も「技術というよりかは気持ちの部分だと思うんで、先発のローテ回してもらってる以上は調子悪いとか関係なくチームを勝たせるという強い気持ちを持って投げることが大事だと（コーチから）言われた」と反省の弁を口にしました。

巨人の井上温大投手(画像:日テレジータス)