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『聖の青春』作家・大崎善生さん 下咽頭がんのため66歳で死去 『将棋の子』『パイロットフィッシュ』など

日テレNEWS NNN / 2024年8月5日 15時45分

作家・大崎善生さん(撮影/内海裕之)

ノンフィクション作品『聖の青春』などで知られる作家の大崎善生(おおさき・よしお)さんが、8月3日に亡くなったことを角川文庫編集部の公式Xが発表しました。66歳でした。

大崎さんは、1957年札幌市生まれ。早稲田大学卒業後に日本将棋連盟に入り、『将棋世界』編集長などを務めました。2000年には、病と闘いながらA級棋士となり、29年の生涯を終えた棋士・村山聖さんの生涯を描いた『聖の青春』で第13回新潮学芸賞を受賞。その翌年に、『将棋の子』で第23回講談社ノンフィクション賞を、また初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』では第23回吉川英治文学新人賞を受賞するなど活躍しました。『聖の青春』は、2016年に映画化され、松山ケンイチさん・東出昌大さんが出演したことでも知られています。

KADOKAWA/角川文庫 大崎善生『聖の青春』(掲載の書影は映画公開当時のもの)

角川文庫編集部の公式Xでは、「作家の大崎善生さんが8月3日、66歳でお亡くなりになりました」と報告。「弊社では『パイロットフィッシュ』をはじめとする小説、ノンフィクション『聖の青春』『いつかの夏―名古屋闇サイト殺人事件』など数々の作品を刊行させていただきました。深く感謝申し上げ、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントしています。

出版社のKADOKAWAによると、大崎さんは3日の早朝に下咽頭がんのため亡くなったということです。葬儀は近親者・関係者のみで執り行う予定だということです。

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