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自民党総裁選…徹底分析「候補者たちの夏」~小泉進次郎編~

日テレNEWS NNN / 2024年8月6日 7時2分

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9月に行われる自民党総裁選に向け、「ポスト岸田」レースは熱を帯びている。事実上の内閣総理大臣を選ぶ大事な戦い。日本テレビは、最新状況を徹底分析。今回は、小泉進次郎氏の動きを追う。

注目⑧小泉進次郎(43)【出馬を模索】

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●最新コンディション

自民党内で知名度はトップクラスの小泉進次郎元環境大臣。小泉氏に対しては党内から「出馬すれば最有力」(現役閣僚)「総裁選に向けて準備を始めている」(ベテラン議員)などの声が出ている。

小泉氏本人は当初は総裁選に距離を置いていたが、7月中旬以降に動きを活発化させ、党幹部や現役閣僚、そして若手議員らとの接触の機会を増やしている。小泉氏と接触した1人は「総裁選に向けた準備だ」と語るなど、小泉氏は総裁選への出馬を模索している。

●ストロングポイント

国民的人気の高さが強みの小泉氏。7月のNNNと読売新聞の世論調査では、次の総裁候補として石破氏(25%)に次ぐ2位(15%)と、小泉氏は常に上位に名前があがる。

ある自民党職員が「党員票は今回、石破氏と小泉氏が取る」と指摘するなど国民的人気の高さが強みだ。また、ある岸田陣営のベテラン議員は「菅前首相が小泉氏の応援につくかもしれない」と話すなど、党内の「反岸田」の受け皿になるとの見方がある。

出馬を決めれば“勝ち馬”として議員票が雪崩をうつ可能性も。また、現在43歳の小泉氏について、若手議員からは「刷新感を出せる候補者」との声も多く、裏金事件で逆風を受ける自民党のイメージを変える力が魅力だ。

●ウイークポイント

小泉氏の弱点として多くの議員が指摘するのは「経験不足」(自民党幹部)という点だ。閣僚は環境大臣のみ、党3役の経験もなく「総理に求められる経験が足りていない」と、力量不足を懸念する声は根強い。近い議員からですら「今は危ないから止めた方がいい」と心配する声も。また、ある中堅議員は「小泉カードを今出して失敗したら、自民党は再起不能になる」と、今回は見送るべきとの声もある。

もう1つの不安要素は、出馬の枠組だ。複数の議員が「森喜朗・元首相が小泉氏を推し、バックに付いている」と指摘している。この点について「ベテランに操られている、と見えるとよくない」(若手議員)と懸念する声が多くあがっている。誰の支援を得て、どういった枠組で戦うのかも課題となる。

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