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フィギュア団体が2年半越しの銀メダル 鍵山優真の指先に『SHOMA』欠席した宇野昌磨の思いを乗せて表彰式に

日テレNEWS NNN / 2024年8月8日 7時15分

エッフェル塔前で行われたフィギュアスケート団体の表彰式の様子(写真:日刊スポーツ/アフロ)

北京オリンピックフィギュアスケート団体の表彰式が、日本時間7日パリで行われました。

北京オリンピックでは金メダルにロシアオリンピック委員会、銀メダルにアメリカ、銅メダルが日本という順位になっていました。しかし、ロシアのカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題が発覚したことに伴い、順位の繰り上げが7月26日に確定。北京オリンピック閉幕から2年半の月日が経って、日本は銀メダルを手にしました。

表彰式はエッフェル塔の前に設置された「チャンピオンズパーク」で行われ、宇野昌磨選手は欠席しましたが鍵山優真選手や坂本花織選手ら7人が参加しました。

鍵山選手は「本当は写真とか入れたかったんですけど、だめだったので。せめて指でも昌磨くんの気持ちを乗せられるようにと思って」と、手の指先に「SHOMA」と書いて表彰式に参加。「昌磨くんも喜んでいると思うので、こうやってみんなで獲得できた銀メダルがすごくうれしく思うのと、こんなすてきな場所で開催してくださって感謝しかない。その感謝の気持ちを込めてきょうは精一杯楽しもうという思いでやりました」と話しました。

「SHOMA」と書かれた鍵山優真選手の手の指先(写真:日刊スポーツ/アフロ)

また、パリオリンピックで金メダル3つ、銅メダル1つを獲得する快挙を達成した体操の岡慎之助選手と鍵山選手は高校の同級生。友人の活躍に「本当にすごいなと思いますし、僕の先へ行ってしまったので、僕も早く追いつけるように頑張りたいです」と刺激を受けたようでした。

さらに、「すごい高難易度な技をたくさんやるっていうよりかは、1つ1つの技をしっかりと極めて磨いていくっていうスタイルはちょっと似ている」と体操とフィギュアスケートの共通点をあげ、「僕もそういうところをしっかりと極めて、パーフェクトで美しいフィギュアスケートっていうものを皆さんにお見せできたらいいなと思います」と話しました。

2年後のミラノ・コルティナオリンピックに向けては「金メダル2つ持ち帰ります。団体戦は出られたらですけど、まずは個人での優勝を目標で頑張りたいと思います」とさらなる飛躍を誓いました。

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