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自転車のトラック競技でレース中に“判定変更” 脱落選手が急きょ変わり会場は大ブーイング

日テレNEWS NNN / 2024年8月9日 6時45分

自転車男子オムニアムのエリミネイションレース(写真:松尾/アフロスポーツ)

◇パリオリンピック2024 自転車競技 男子オムニアム (大会14日目=日本時間9日 サンカンタンアンイブリーヌ・ベロドローム)

男子オムニアムのエリミネーションレースでレース中に判定の変更があり脱落選手が変わりました。

4種目を行い、総合成績で順位を競うオムニアム。疑惑の判定は3種目めに行われたエリミネイションレースで起こりました。

エリミネイションレースとは2周回に一度、車輪の後端が最後に通過した選手が1名ずつ脱落し、最後の1人になるまで行われる耐久型のレース。

判定が覆ったのは、レース中盤。地元フランスのバンジャマン・トマ選手が一度は脱落の判定を受けます。トマ選手も脱落だと思いスピードを緩めましたが次の瞬間、判定が覆り別の選手が脱落となりました。すると、それを見たトマ選手が再びスピードアップ。レースを続行しました。

この判定の変更に会場からは大ブーイング。最後に通過した選手が脱落するレースのため、スピードを一度緩めると、次の脱落者になってしまう可能性が高くなり、その結果、最終順位にも影響が出てしまう恐れがあるのです。

その後、ペースを取り戻すと後半巻き返しこの競技2位につけたトマ選手。スクラッチレースとポイントレースの2種目で1着を獲得し、最終順位1位で金メダルを獲得しました。

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