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「なるべくしてなった成績」クライミング・森秋彩『4位』メダル届かず悔しさ吐露も「自分らしくのびのび登れて楽しめた」

日テレNEWS NNN / 2024年8月10日 21時44分

決勝戦を終え悔しそうな表情を見せる森秋彩選手【写真:松尾/アフロスポーツ】

◇パリオリンピック2024 スポーツクライミング 女子ボルダー&リード決勝 リードラウンド(大会16日目=日本時間10日、ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

スポーツクライミングの「女子ボルダー&リード」の決勝戦が行われ、森秋彩選手がメダルにあと一歩届かず「4位」となりました。

決勝前半のボルダーでは長身選手有利の課題に苦しめられ「7位」につけますが、後半のリードでは誰も到達できなかったトップホールドに手をかけるなど圧巻の登りを見せました。

試合後インタビューに答えた森選手は「目標にしていた“リードでトップ(ホールド)を取る”ということができなかったので、それが一番悔しいですし、得意なスラブもできなかったことで表彰台も逃してしまったことで、かなり悔しい思いが強いです」と自身が得意としていたジャンルでも得点が伸ばしきれなかったことに悔しさを吐露。その中でも「なるべくしてなった成績だと素直に受け入れたい」とコメントしました。

しかしリードのみで言えば完登目前のトップホールドに手をかけ、96.1ポイントを獲得。これはリードでのトップの記録となっており、圧巻の登りに会場に集まった観客はスタンディングオベーション。大歓声が送られました。

壁の最上部にあるトップホールドにただ1人手をかけた森秋彩選手【写真:松尾/アフロスポーツ】

リードを「緊張する場面だったんですけど、リラックスできたし、なにより楽しく登れたしミスすることなく出し切ることができた」と振り返った森選手は「オリンピックという大きな舞台でここまで自分らしくのびのび登れたっていうのは、これまで色々なことを乗り越えてきた成果だと思うので自信になる」とイキイキした表情を見せました。

最後に初出場となったオリンピックの感想を聞かれると「独特な雰囲気にのまれそうな時もありましたが、最後は自分らしい登りで終わることができたので、楽しめたかなと思います」と笑顔で答えました。

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