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「誰かが信じてくれなかったらここに立てなかった」悲願の金・北口榛花が明かした苦労の道のり

日テレNEWS NNN / 2024年8月11日 11時0分

北口榛花選手(写真:新華社/アフロ)

◇パリオリンピック2024 陸上 女子やり投げ 決勝(大会16日目=日本時間11日、スタッド・ド・フランス)

女子やり投げでは北口榛花選手が65m80でフィールド種目日本女子初の金メダルに輝きました。

試合後、悲願の頂点に立った北口選手は「なんか嬉しいんですけど、嬉しいだけじゃ足りないくらい本当に言葉にできないくらいな気持ちで、未だにまだ実感がわかないです」と率直に語りました。

東京五輪では故障もあり、涙の12位に沈みましたが、2022年の世界選手権では銅メダル。去年の世界選手権では頂点に立ち、追われる立場となってパリでの戦いを迎えました。

それでも「特にプレッシャーは感じていなくて、大会にきてからずっと楽しくオリンピックを過ごせていたので、シーズン最初の方があまりうまくいかなくて、不安な部分がたくさんあったままパリに臨んできたので、本当に誰かが信じてくれなかったら、ここに立てなかったと思いますし、シーズンのはじめは本当に誰が味方かわからなかったんですけど、ちゃんとずっと味方してくれる人がいてありがたいです」とこれまでの苦労を明かしました。

また、これまで6投目に逆転する勝負強さが光っていましたが、この日は1投目で優勝記録となった65m80の今季自己ベストをマーク。「いつもは6投目までのんびりしているんですけど、今日はやはり他の選手も凄い選手ばかりなので、プレッシャーかけられるように行きたいと思って臨んだので、有言実行できた」と振り返ります。

それでも「1投目あれだけ投げられたから、もうちょっと記録欲しかったなと思いますし、自分夢の中では70m投げられていたので、ちょっと悔しい部分があるんですけど、また頑張って現実にできるようにしたいです」と自身が持つ日本記録67m38を超える70mの大台へ目を向けました。

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