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“史上初”レスリング・女子最重量級で鏡優翔が金メダル獲得 「今までやってきた選択の答え合わせができた」一時は同点を許すも試合終盤に得意のタックルで決める

日テレNEWS NNN / 2024年8月11日 21時50分

金メダルを獲得した鏡優翔選手(写真:ロイター/アフロ)

◇パリオリンピック2024 レスリング女子フリースタイル76キロ級決勝(大会17日目=日本時間11日 シャンドマルス・アリーナ)

レスリング・女子フリースタイル76キロ級で鏡優翔選手が最重量級で“史上初”となる金メダルを獲得しました。

決勝は初戦で大技の投げ技を見せ「5」ポイントを奪うなど圧巻の強さで勝ち続けてきたケネディ アレクシス・ブレイズ選手(アメリカ)と対戦となった鏡選手。

第1ピリオドは鏡選手がプレッシャーを与え続けるとブレイズ選手に消極的と注意が入り、アクティビティータイムでポイントを奪われなかったため、鏡選手に1ポイントが入りました。その後はブレイズ選手の力業によって場外に押し出されてしまい1ポイントを返されてしまいます。

1-1で迎えた第2ピリオドでは試合が始まると会場から“鏡コール”が巻き起こります。すると試合時間残り1分20秒、鏡選手が得意のタックルに入りバックを取ると2ポイントを奪います。3-1とリードをした鏡選手は最後までブレイズ選手の猛攻をかわし続け3-1で見事勝利を収めました。

このレスリング・女子フリースタイル76キロ級は女子の階級では最重量の階級となっていて、今まで日本は金メダルを獲得したことがなく、鏡選手は“史上初”となる最重量級での金メダリストの快挙を成し遂げました。

試合後には会場で応援をしてくれた関係者と抱き合う場面が見られ「本当にみんなが涙の嵐で喜んでくれたのが1番の私の幸せです」とコメント。初出場の五輪の舞台でずっと笑顔を見せていた鏡選手は「ここに立つことがずっと目指してきたことなので、本当に全試合楽しんでいこうと思っていたので本当に笑顔もありましたし、もちろん緊張もしましたし、その緊張すらも全部楽しんでオリンピックを楽しみました」と大会を振り返りました。

日本レスリング界で快挙を成し遂げたことに「本当に目指してきた、誰も成し遂げたことがないことを私がこの手でつかんだことは本当にうれしいですし、今までやってきた選択の答え合わせがここでできたかなと思います」と喜びを言葉にしました。

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