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【解説】台風接近 今からできる「備え」とは?  猛烈な風・停電対策…防災情報をチェック

日テレNEWS NNN / 2024年8月16日 20時34分

日テレNEWS NNN

台風7号が接近してくる関東では、16日夕方ごろから、最も注意が必要な時間帯となります。今からでもできる「備え」について、次の2つのポイントを中心に、日本テレビ・調査報道班の小野高弘解説委員が詳しくお伝えします。

◆停電対策 意外と“アナログ”

◆猛烈な風…家の中でも要注意

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まずは、“停電への備え”について。

台風で送電線などが切れて停電…ということが、これまでにもありました。そういう時に慌てなくていいように、というのが「ペットボトル+スマホ」の組み合わせ。手軽さと明るさが、結構いいんです。

実際にやってみましょう。スマホの(背面で光っている)明かりの上に、水を入れたペットボトルを乗せるだけです。すると光が乱反射し、広範囲を照らすような“ランタン”に早変わり。

日本防災士機構の中野篤さんによると、ペットボトルの中身を水ではなく、スポーツドリンクなど半透明のものに変えると、より明るくなるかもしれないということです。スタジオで実際に試してみたところ…水よりも明るくなったように感じました。

スマホのバッテリーを節約したい場合は、上の画像のように、懐中電灯でも代用できます。

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でも、せっかく用意した懐中電灯も、真っ暗な中で探せなければ意味がありません。

そうならないために、警視庁災害対策課が(SNSの)「X」で紹介していたのが、懐中電灯に蓄光テープを貼って目印にすること。そうすると、暗闇で光ってくれます。

私たちが探したところ、ライトも蓄光テープも近くの100円ショップで買うことができました。あらかじめ懐中電灯や非常用の持ち出し袋などに、この蓄光テープを貼っておけば、停電時でもすぐに見つけられます。

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スマホや携帯電話は先述のようにランタンにもなるし、緊急時の連絡や情報収集などに欠かせないので、停電が起きる前にフルに充電しておきましょう。

モバイルバッテリーもある人は、そちらも充電を。また、バッテリーに乾電池を使うタイプのものは、電池を入れ替えておく、電池も予備のものを持っておくというように、そこまで準備しておくと安心です。

さらに、スマホのバッテリー消費を節約するためにどうすればよいかというと…

◆画面の明るさを下げる、少し暗くしておく

◆省エネ設定にする(機種によっては、省電力モード・低電力モードなどあり)

◆Wi-Fi/Bluetoothも使わない時は切っておく

スマホのバッテリーを少しでも温存するためには、明かりにスマホのライトを使わず、懐中電灯を用意しておきましょう。

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そして、現金を準備しておくことも大事。

停電時にはクレジットカード、交通系ICカード、スマホ決済といったキャッシュレス決済ができなくなるおそれがあります。そういった事態に備え、現金も少し手元に用意しておきましょう。

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さらに、冷蔵庫対策。停電した時は、冷蔵庫の中身をどうしよう…と心配になると思います。

氷やドライアイスを販売する会社によると、まず冷凍庫から冷凍食品や保冷剤、凍らせたペットボトル飲料などを取り出し、冷蔵庫の一番上の棚に移し替えるとよいそうです。なぜかというと、冷気は上から下におりていくので、(冷凍庫から移したものから)冷気が行き渡り、多少は冷蔵庫の中の温度が上がるのを抑えられるということです。

ただ、冷凍品がとけてしまい、水滴が染み出すおそれもあるので、冷蔵庫の中や床に新聞紙を敷いたり雑巾を用意したりしておくといいでしょう。

凍らせた保冷剤や水などは停電時の熱中症対策にも役立つので、多めに用意しておいて損はないといえます。

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続いては、2つ目のポイント「猛烈な風…家の中でも要注意」について。

台風の被害で多いのが窓ガラスです。風圧で割れることや、何か物が飛んできて割れることもあります。

雨戸やシャッターがあればいいですが、雨戸のない家も多い。その場合は、どうすればいいのか。

危機管理アドバイザーの国崎信江さんによると、万が一、割れた時にケガをしないように「飛散防止フィルム」を貼っておくとよいそうです。

飛散防止フィルムが近所の店にない、今からじゃもう買いに行けないという場合には、レジャーシートや段ボールを粘着テープで貼るとよいそうです。

貼るときは、ガラスに貼るのではなく、(ガラスを覆うように)窓枠の4つの辺にしっかりと貼りましょう。窓の右側・左側、両方をしっかり覆いましょう。段ボールなどがないという場合も、ガラスが飛び散るのを少しでも防ぐために、カーテンを閉めるのを忘れずに。

そして、これも大事ですが、ベランダの鉢植え・サンダルなど、外に置いてある物が風で飛ばされないように、周囲の家や人を守るためにも部屋の中にしまいましょう。

    ◇

夜を迎えると、雨風が強い中、そして暗い中、屋外での作業は危険です。また、避難をする場合も、雨風強い中での移動は大変危険です。早めの移動をお願いします。

さらに、もし避難をすると判断された時は、自宅のブレーカーを落として行った方がいいそうです。避難している間に停電し、それが復旧したときに、「通電火災」が起きる可能性があるからです。身の安全を第一に考えながら、ブレーカーのこともちょっと覚えておいてください。

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