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衝突の瞬間 伊勢崎3人死亡事故 男逮捕…事故前に「飲酒」か

日テレNEWS NNN / 2024年8月21日 1時4分

日テレNEWS NNN

トラックが対向車線にはみだし、車に衝突する様子が映像に──。今年5月、群馬県伊勢崎市でトラックが乗用車2台に衝突し、2歳の男の子ら家族3人が亡くなる事故が起きました。20日、トラック運転手の男が逮捕され、男は飲酒していたとみられています。

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事故の瞬間が、ドライブレコーダーにとらえられていました。

トラックが見通しのいい道路を、まっすぐ走っていきますが──

「わー危ない! やば!」

突然、対向車線にはみ出し、乗用車2台に衝突して止まりました。

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事故があったのは今年5月、群馬県伊勢崎市の国道17号です。

現場には、トラックとガードレールの間で押しつぶされた、白い乗用車が……。

この車に乗っていた塚越寛人さん(26)と湊斗ちゃん(2)、湊斗ちゃんの祖父・正宏さん(53)の3人が亡くなりました。

トラックを運転していたのは、鈴木吾郎容疑者(69)。事故後に入院していましたが、退院したことや、ドライブレコーダーの解析結果などから、20日、危険運転致死傷の疑いで逮捕されました。

事故後、鈴木容疑者からは、基準値以上のアルコールが検出されたといいます。

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事故があった日は、ゴールデンウイークの最終日。塚越さんら家族は、埼玉県内のレジャー施設から帰る途中でした。

鈴木容疑者が運転するトラックの後ろを走行し、事故を目撃した人は、事故の前、“異変”を感じていたといいます。

事故を目撃した男性

「急に速度が上がったり下がったりしていたので…このトラックいやな感じだなというのがあって、後ろで様子を見とこうと」

そして、事故直前の速度については…

事故を目撃した男性

「アクセル踏んでも、全然追いつかないイメージだったので。あの縁石をそんな簡単に飛び越すのかって。弾みをつけてとんでいってしまった感じだったので、向こう側にいた車も…本当に逃げようがない」

時速60キロ制限の道路にもかかわらず、約90キロは出ていたとみられるトラック。急加速・急ハンドルなどを行って、事故を起こしたとみられています。

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鈴木容疑者は勤務中だったといいますが、なぜアルコールが検出されたのか?

20日、鈴木容疑者がつとめる運送会社が私たちの取材に応じました。

鈴木容疑者の勤務先 運送会社・社長

「会社としては万全の体制をとっていました。アルコールチェックをすりぬけて飲んでしまうのは、悪質でしかありません。申し訳ない、としか言いようがありません」

始業前に会社で行ったアルコールチェックでは、異常はなかったといいます。警察は、鈴木容疑者が勤務先でアルコールチェックをしたあと、運転前に酒を飲んだとみています。

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約40年の「ベテランドライバー」だという、容疑者の性格については…

鈴木容疑者の勤務先運送会社 社長

「真面目で昔気質(かたぎ)の男でした。指を骨折しても、『休みな』と言っても休まない人でした」

“事故を二度と繰り返さないように”と、会社には、20日に完成したという慰霊碑が建てられていました。

幼い子どもを含む3人の命が突然、奪われた事故──。

調べに対し、鈴木容疑者(69)は、「事故を起こしたことは間違いない。ただ、詳しくは覚えていない」と、容疑を一部否認しているということです。

(8月20日放送『news zero』より)

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