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日本の水産物を世界に売り込め!商談会で手応えも 処理水放出からまもなく1年…中国では回転寿司がブーム

日テレNEWS NNN / 2024年8月21日 21時17分

日テレNEWS NNN

日本の水産物を世界に売り出そうと大規模な商談会が開かれ、世界各国が関心を寄せていました。一方で、日本産海産物をめぐっては中国の輸入禁止措置からまもなく1年となります。そんな中、中国国内で日本の“回転寿司”がブームとなっているといいます。そのワケとは…

   ◇

日本が世界に誇る、おいしい水産物。魚や水産加工品などの国際見本市「第26回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」が21日から始まりました。国内外から600を超える水産業者が集結しました。

スコットランドの水産業関係者

「日本食が大好きで特にすしと魚が好きです」

サウジアラビアのバイヤー

「ウィー ラブ スシ」

日テレNEWS NNN

福島第一原発の処理水放出から、まもなく1年。中国による全面的な禁輸が続き、大打撃を受けている日本の水産物業者にとって、世界にアピールする絶好のチャンスです。(水産物の輸出額 去年の上半期2057億円、今年の上半期661億円 ※農水省による)

日テレNEWS NNN

中でもひときわ“アツく”なったのが、世界各国のバイヤーに日本の生産者らが直接商品を売り込む商談会です。

記者

「日本の(業者の)方々が続々と入ってきています」

インドから来たバイヤーは、ニッポンの魚に興味津々。ホタテを試食してみると…

インドのバイヤー

「とてもおいしいです」

メキシコのバイヤーも…

カンパチを試食 メキシコのバイヤー

「あーうまい」

商談の手応えは…

メキシコのバイヤー

「(メキシコでも)人気出ると思う。(メキシコで)うまくはまりそうなモノは、ちゃんと取引させていただければなと」

商談会を企画した担当者も、手応えを感じています。

ジェトロ農林水産食品部 西浦克次長

「(中国に)輸出できなくなりましたので 直近の輸出統計を見ると、アメリカ・カナダ・ベトナム・タイがかなり伸びている」

日テレNEWS NNN

そんな中国では21日…

記者

「北京に初めてスシローがオープンしたということで、多くのお客さんが並んでいます」

大手回転寿司チェーン「スシロー」が、北京に初出店。待ち時間は3時間以上の盛況ぶりです。しかし、中国の回転寿司人気はこんなものではなく…。オープンから1時間後には「670分待ち」と表示され、なんと11時間以上の待ち時間に。

激しい競争を勝ち抜き、スシランチを楽しんだお客さんは…

日テレNEWS NNN

「味がおいしい」

「脂が濃くて新鮮です」

「日本文化の雰囲気が濃くて、注文も簡単で便利です。料理が出るのも早い。(回転レーンが)席まで届けてくれるから衛生的」

中国人を魅了した“ニッポンの回転寿司”。中国のある調査では、中国人の7割が「スシが好き」と回答しています。

北京では今年になって「はま寿司」が初めて店を構え、21日に「スシロー」がオープンするなど“日系ブランド”の進出が相次いでいます。

中国に住む日本人の客は…

中国在住 日本人客

「ネタが大きくておいしかったです。えんがわの脂ののり方とかは(日本と)似ていたかな」

日本で食べるスシと、見た目も味もそのままだといいます。

中国は日本産水産物の全面的な禁輸を続けているため、スシローは日本の魚などを使うことはできませんが、ウナギやウニ、アワビなど中国産のものを多くそろえ、仕入れを工夫したということです。

それでも街の人からは…

──日本の魚を食べるのは好き?

「まあまあ好きです」

「日本の魚は種類によるけど、刺し身が好き」

日本の魚を求める声も。

中国で高まる“ニッポンの回転寿司フィーバー”が、中国の禁輸解除への後押しとなるのでしょうか。

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