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佐野元春「10代の頃から映画が好き」 音の聞こえ方について、マニアックな解説さく裂

日テレNEWS NNN / 2024年8月21日 22時20分

佐野元春 エンディングテーマ担当した映画のイベントに登場

シンガー・ソングライターの佐野元春さんが20日、エンディングテーマを担当した映画のトークイベントに登場。映画での“出演者の声の変化”をマニアックな視点で解説しました。

森山未來さんが主演し、藤竜也さんらが出演する映画『大いなる不在』(公開中)。佐野さんが『佐野元春&THE COYOTE BAND』として提供した楽曲『今、何処』が映画のエンディングテーマとなっていることから、近浦啓監督と作品についてトークを繰り広げました。

「10代の頃から映画が好きでよく見ていました。映画の中での音楽の使われ方は特に関心がある」と明かした佐野さん。「今回、自分がレコーディングした『今、何処』という曲が、映画の中で“ここしかない”という場面で聴こえてきた時に“素晴らしいな”と思ったのと同時に、自分の音楽がこの素晴らしい映画に少しでも貢献できたなという思いがあり、とても光栄に思いました」と語りました。

■監督からのリクエストに真剣回答

佐野元春さんと映画『大いなる不在』近浦啓監督 (c)2023 クレイテプス

そんな佐野さんに、近浦監督から「音、サウンドミキシングにすごくこだわって、時間をものすごくかけた。佐野さんの感想を聞きたい」とリクエストが。

佐野さんは、「最初に映画が始まって、半分ドキュメンタリーのようで、あえてアフレコを使わず、現場の空気感に溶け込んだ演者の声を紡いでいて、しばらく見ていて“うーん…”と正直思った。(演者が)何て言っているのか聞きづらい。“これは集中しないとダメかな”と思っていたんです」と、率直な感想を語りました。

続けて、「やがて、きちんと“ここからはセリフを聴いてもらいます”というところから、しっかりセリフが入ってきた。これは面白いなと思った。僕が10代の時に見たフランスのヌーヴェルバーグの手法ですね。撮影される対象がいて、カメラマンはありのままの彼らの演技を、彼らにわからないように盗み撮りするような感じ。音もそうであっていい。何て言っているのか明瞭でなくても、現実味をもって迫ってくる。ドキュメンタリーから始まり、途中のあるポイントから劇映画になる。そこが僕は最初は“え?”と思ったけど、これは意図的だと思ってすごいと思いました」と、マニアックな視点で“音”について解説しました。

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