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山寺宏一「これが面白くないと言われたら、もう朗読劇には出ません」 上川隆也や林原めぐみと共演する音楽朗読劇が開幕

日テレNEWS NNN / 2024年8月22日 22時40分

(左から)上川隆也さん、林原めぐみさん、山寺宏一さん

俳優の上川達也さんや声優の林原めぐみさん、山寺宏一さんが出演する、プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII『Mr.Prisoner』が21日、東京・シアタークリエで開幕しました。

■最上級の音楽朗読劇が再々演

プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII『Mr.Prisoner』より

劇作家で演出家の藤沢文翁さんが原作・脚本・演出を手がける『VOICARION(ヴォイサリオン)』は、声優界や演劇界のキャストが出演する音楽朗読劇。今回、21日~9月1日まで上演される『Mr.Prisoner(ミスター・プリズナー)』は、2016年に『VOICARION』の立ち上げ公演を飾った名作で、19世紀の英国、“絶対に声を聞いてはならない囚人”と呼ばれる一人の囚人が幽閉された独居房を舞台に物語が展開していきます。

■山寺宏一 面白くないと言われたら「声優を辞めます!」

プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII『Mr.Prisoner』より

初演から8年、2016年に出演した3人が再集結し、上演されることとなった今回の音楽朗読劇。初日を迎え、出演する3人からコメントが届きました。

【山寺宏一さん(囚人252号 エドワード・ホークウッド伯爵)】

待ちに待った『Mr.Prisoner』再々演、開幕しました!

沢山のお客様の前で演じられることの喜びを噛み締めています。

自分の集大成ともいえる大大大好きな作品です。自分が書いた訳ではありませんが(笑)

それくらい、今まで声優として培ってきたものをすべて表現できたらと思っております。

生きていく上で大切な言葉がたくさん散りばめられた美しい作品。演じていていつも涙と鼻水が止まらないのですが…なんとかそれを堪えて、お客様に感動していただけるように。200%信頼できる共演者、スタッフに囲まれて、あとは自分が頑張るだけです。

これが面白くないと言われたら、もう朗読劇には出ません。声優を辞めます!

…なんて思うくらい、おすすめの作品。是非、観ていただきたいです!

【上川隆也さん(チャールズ・ディケンズ/クライヴ・ヘイスティングス卿)】

山寺さんが不穏なことをおっしゃっていますが、私と林原さんで全面的にお止めいたしますので、まずファンの方々はご安心いただきたいと思います(笑)

最初にご一緒した2016 年から数えて8年目。三演目を迎えた『Mr.Prisoner』ですが、実に新鮮に作品に向き合えています。

限られた稽古期間で的確に演出してくださる文翁さんと、それをしっかりと具現化される山寺さん、林原さんという共演者を目の当たりにして、僕自身も5年前、8年前とは決して同じではいられなかったというのが真相だと思います。

こうして初日を迎える直前の空気も、和んでいるようで、実は目に見えないピリピリ感があり、しかしそれも心地良いものだと感じています。こうした演劇環境の中でお客様と向き合えることを、本当に幸せに思います。新たな『Mr.Prisoner』をお届けできる強い予感とともに、お客様の前に臨みたいと思います。

【林原めぐみさん(レス)】

日頃は声優として、人からは見えないところで仕事をするのを生業としておりまして、外に出るのは大変苦手なのですが、山寺さんや上川さんや、本当に素晴らしい脚本とスタッフの皆さんに囲まれて、こんな私を外に引っ張り出していただいて、日の目を見る場所に連れてこられるというのもすごく運命だなと感じているところです。ロンドン塔の地下3階ですけれども(笑)。日頃演じている姿を皆さんにお見せすることのない仕事ですけれども、キャラクターを行き来して、時代を行き来して、皆さんの脳裏に景色をお届けする誘い人となるべく、五十路を越えてまさかの初体験となる2 週間という公演期間、楽しみながら、そして、引き締めながら、挑みたいと思っています。よろしくお願いします。

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