ヒズボラ指導者「不十分なら別の機会に対応」イスラエルへの攻撃継続も示唆

日テレNEWS NNN

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは25日、イスラエルに対しロケット弾などによる大規模な攻撃を行いました。先月、イスラエルの空爆で幹部が殺害されたことへの報復としています。

AP通信などによりますと、ヒズボラは25日、イスラエルに向け320発以上のロケット弾を発射しました。無人機による攻撃も行ったとしています。この攻撃で、イスラエル海軍の兵士1人が死亡し、迎撃の破片などで2名が負傷したということです。

ヒズボラは今回の攻撃を、先月イスラエルの空爆で司令官が殺害されたことへの報復の「第一段階」だとしています。

指導者のナスララ師は「報復作戦は計画通り完了したが、不十分なら別の機会に対応する」と述べ、イスラエルへの攻撃継続も示唆しました。

イスラエルとヒズボラの双方とも全面戦争は望まない姿勢ですが、攻撃の応酬が続く可能性もあり緊張が高まっています。