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コンクリ片落下…警備員に直撃・死亡 都心の工事現場でなぜ

日テレNEWS NNN / 2024年9月2日 18時14分

日テレNEWS NNN

2日午前、東京・港区のビルの工事現場からコンクリート片が落下し、下で歩行者の誘導をしていた警備員の男性に直撃し、その後、男性は死亡しました。

   ◇

都心の歩道に散乱したコンクリート片。車道には、ヘルメットが落ちています。

記者

「東京・港区のオフィス街です。今朝、あちらのビルの解体工事現場で事故がありました」

事故当時、現場近くにいた人は…

現場近くにいた人

「作業してて急に人を呼ぶ叫び声が聞こえたので、そっち向いたらパイロンのそばで人があおむけになって倒れているのが見えた」

──叫び声はどんな

現場近くにいた人

「誰か呼んでくださいというような声」

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物々しい雰囲気に包まれていたのは、港区芝大門。東京タワーからほど近い、都心のビルの解体工事現場です。2日午前9時半前、「建物の上から物が落下し、下にいた警備員がケガをした」と110番通報がありました。

落下したのは解体工事のコンクリート片。コンクリート片は路上で歩行者の誘導をしていた警備員の横山雅則さん(67)を直撃しました。

横山さんは病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

日テレNEWS NNN

解体中のビルは、工事用のパネルに囲まれコンクリートは見えない状態。いったいなぜコンクリート片が落下したのでしょうか。

専門家はビルの真ん中あたりにある、1枚だけはがれたパネルを見てこう指摘します。

神戸大学大学院 建築学専攻 向井洋一教授

「(コンクリートを)移動させる時ひっかかって倒れたり、それが外側に倒れたら(防風・防じん)パネルはそれに耐えられるようには基本的にはしていない。それがそのまま押し出して落ちちゃった可能性はあるかも」

工事現場を通る歩行者が注意できることはあるのでしょうか。

神戸大学大学院 建築学専攻 向井洋一教授

「工事現場で上でつり上げたり、車で作業をしている時は、警備員さんがいるけど前を見ながら上を見る。なんか落ちてくるって気遣いながら」

都心で起きた“落下事故”。警視庁が当時の状況を調べています。

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