井上尚弥“Sバンタム級仕様”のフィジカル強化に手応え 3日2度目の4団体防衛戦へ前日計量1発パス

前日計量に臨んだ井上尚弥選手

◇ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一世界王者防衛戦　井上尚弥(WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王者)vsTJ・ドヘニー(WBO世界スーパーバンタム級2位)(3日、有明アリーナ)

ボクシング・井上尚弥選手は2度目の世界スーパーバンタム級(以下、Sバンタム級)4団体防衛戦を翌日に控えた2日、横浜市のホテルにて前日計量に臨みました。

5日前、自身のSNSにて「スーパーバンタム級の体が出来上がってきた」と語り、たくましい肉体を披露した井上選手。この日の計量でも見事な肉体を披露すると、Sバンタム級の上限55.3キロで1発クリアをしました。

対するWBO世界Sバンタム級2位のTJ・ドヘニー選手も55.1キロで1発クリア。世界が注目する井上選手の2度目の防衛戦が正式に成立。計量後、約20秒間のフェイスオフを行うとがっちりと握手を交わしました。

計量後、報道陣の取材に応じた井上選手は「体も仕上げ方もうまくSバンタム級で、今回で4回目ですけどかなりうまくかなりよく来てます」と調整に手応えがあったといいます。

「技術的なところはそんなにすぐには変わらない。少しずつ積み重ねた減量方法だったり、体の作り方だったりというものはいずれ“フィジカル強化”として現れている。それが今回の試合に限らず今後一つ一つ試合をしていく上でそれが少しずつ蓄積されて形になればいい」と語りました。