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「夢は叶う。25年前から追いかけたもの」車いすラグビー主将・池透暢 悲願の初金メダルに歓喜

日テレNEWS NNN / 2024年9月3日 12時5分

2024年パリパラリンピック 車いすラグビーで金メダルを獲得した池透暢選手(写真:SportsPressJP/アフロ)

◇パリパラリンピック2024 車いすラグビー決勝 日本48-41アメリカ(日本時間3日、シャンドマルス・アリーナ)

パリパラリンピックの車いすラグビー決勝で、日本がアメリカに48-41で勝利し、悲願の初金メダルに輝きました。

第1ピリオド、日本は11-14とアメリカにリードを許しますが第2ピリオド、主将・池透暢選手や池崎大輔選手らの活躍で得点を重ね、24-23と逆転に成功。

つづく第3ピリオドでも11得点をあげ、35-32とリードを広げると、第4ピリオドでアメリカをさらに突き放し、48-41と勝利。初の金メダルを獲得しました。

これまで長年にわたってチームを引っ張り、悲願の金メダルをつかんだ主将・池選手は「こんなにも輝いて、見ただけで感動して涙が出そうになる」と手にしたメダルに喜びをあらわにしました。

つづけて「それに誇れるくらい僕たちも、スタッフも含めて支えてくれた人が努力したおかげで取れたメダルなので、その輝きはもしかしたらこの金メダルよりも素晴らしい心の中に残るもの」と、ここに至るまでのチーム全員の努力を称えました。

一方で「めちゃくちゃ長かった」と、前回東京大会などでつかめなかった金メダルまでの道のりを振り返り、またこの試合でも序盤アメリカにリードを許した際、「また負けるのかと5秒間くらいよぎった」と当時の心境を語りました。

それでも「夢は叶うんだなと。25年前のアクシデントから追いかけたもの、積み重ねたものが結果として出た。スポーツが自分を成長させてくれて、この感動を色々なところに還元していきたい」と人生をかけてつかんだ金メダルをかみしめた池選手。

今後については「日本に帰って次世代の育成だったり、国内での普及、パラスポーツが素晴らしいことの理解の促進だったり、そういう所にも力を注いで、社会に貢献していきたい」と語りました。

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