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上地結衣「彼女がこちらの方まで来てくれて...」ライバルの振る舞いに感謝 車いすテニス女子シングルスで日本人初の金 【パリパラリンピック】

日テレNEWS NNN / 2024年9月7日 17時26分

試合直後、デフロート選手(左)と上地結衣選手(右)がコート上で抱擁を交わす〈写真:SportsPressJP/アフロ〉

◇パリパラリンピック2024 車いすテニス女子シングルス決勝(日本時間6日、ローランギャロス)

車いすテニス女子シングルス決勝では、世界ランク2位上地結衣選手が同1位オランダのディーデ・デフロート選手を2-1(4-6、6-3、6-4)で倒し、金メダルを獲得。上地選手は、試合後の相手選手の振る舞いに感謝を込めました。

試合前で過去の対戦は上地選手が16勝、デフロート選手が46勝。デフロート選手は今季も全豪・全仏・ウィンブルドンと3連勝・絶対女王として君臨していました。

前回の東京大会決勝で屈した相手に第1セットを落としますが、第2、3セットと連取し、逆転で大会制覇。女子シングルスで日本人初の金メダルの快挙を成し遂げ、田中愛美選手と出場した女子ダブルスとの2冠を達成しました。

最後はデフロート選手のダブルフォルトで決着。上地選手は「審判の方をみて試合が終わったってことがわかって、その瞬間わけがわからず動けなくなってしまって..」と振り返ります。

歓喜のあまり涙を流し、その場から動けない上地選手。すると敗れたデフロート選手が向かい、勝利を祝福。スポーツマンシップあふれる姿がありました。

その振る舞いに「彼女がこちらの方まで来てくれて、本当に申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちと、いろいろな気持ちがわいてきました。彼女とこの場で戦えてよかった」と思いを語りました。

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