車輪外し倒れるパフォーマンスは計算済み「ドローンで撮っててこれ使えるな」車いすテニス金の小田凱人 18歳の熱い決意は全て競技発展のため
日テレNEWS NNN / 2024年9月9日 12時50分
◇パリパラリンピック2024 車いすテニス男子シングルス決勝(現地7日、ローランギャロス)
車いすテニス男子シングルスの小田凱人選手が世界ランク1位のアルフィー・ヒューエット選手(イギリス)と対戦し、2-1(6-2、4-6、7-5)で悲願の金メダルを獲得しました。
18歳の小田選手はここまで全てのことに全力を尽くしてきました。試合に勝てばラケットをギター代わりにし喜びを表現したり、テレビ中継がないことに対して真っ向から抗議したりしてきました。
そんな小田選手は決勝で試合が決した時、くるくると回ると自ら車いすの車輪を外し後ろに倒れ喜びを爆発させます。
このパフォーマンスについて「年末くらいからダイブは絶対するって決めてて、(過去の試合で)なんかの拍子にくるくる回ってこけたことがあって、撮影でドローンで撮っててこれ使えるなと思って絶対やろうと思っていた。ポイント終わるとき、勢いないからくるくる回れなかったら車輪外そうと思っていた。こけようと思ってたがこけれなくてタジタジな感じがしちゃったができてよかった」と過去の経験を生かし事前に行うことを決めていた小田選手。
常に車いすテニスの発展を考えてきた小田選手。「認知してもらうところから人気スポーツにって、ちょうどその切り替わりだと思う。僕が何をするかによってただのバズになるのか継続的になるのかは決まっちゃうと思うので、活躍し続けて試合に勝ち続ける。いけるところまでいきたい」とまだまだ先の未来も見据えていました。
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