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隣人トラブルが“飼いネコ誘拐”に発展!? 飼いネコが突然いなくなったワケ

日テレNEWS NNN / 2024年9月10日 18時44分

イメージ(当該の猫ではありません)

神奈川県横浜市に住む男性の自宅からある日突然、飼いネコの「タマ」が姿を消した。男性がタマの行方を探す中、近くの防犯カメラに似ているネコを抱えて歩く人物が映っていた。その人物は、以前からタマをめぐりトラブルになっていた隣人の男にそっくりだった。

■タマが帰って来ない朝

横浜市に住む60代の男性は、2024年4月中旬、いつものように自宅の窓を少し開けて眠りについた。飼いネコのタマがいつでも出入りできるようにするためだ。いつも朝には自宅に戻るタマだったが、この日は朝目覚めてもタマの姿が見当たらなかった。

■タマ“誘拐事件”の背景に隣人トラブル!?

「数日前に飼いネコがいなくなった」――数日後、男性は警察に通報した。男性にはある心当たりがあったのでそのことも付け加えた。

「以前、隣人の男がタマをケージに入れて持ってきたことがあった」

以前から、隣人の30代の男とタマをめぐるトラブルがあった。

タマが行方不明になる約1か月前には、隣人の男から「ネコ(タマ)を捕まえているから来てくれ」と警察に通報があった。

隣人の男によると、以前からタマが自分の車の上に乗ったり、自宅敷地内に入ったりして迷惑していたという。

そこで、タマをケージに入れて、飼い主である男性の元を訪ねたが、男性が応答しないため、警察に電話したというのだ。

駆けつけた警察がタマを受け取り、男性の元に帰し、その時はおさまっていた。

■防犯カメラにタマ抱えて歩く男

男性からタマが行方不明になったという通報を受けた警察は、隣人の男に確認をしたが、タマは見つからなかった。

数日後、飼い主の男性から再び警察に連絡が入った。

「近所の防犯カメラにタマのようなネコが映っている」

警察が画像を確認したところ、そこにはたしかにタマに似たネコが映っていた。

タマは「ハチワレ」と呼ばれる白と黒の毛のネコで、鼻のあたりから眉間にかけて線のように生えた白い毛が特徴的だったが、それによく似ているネコが映っていたというのだ。

映像の中でネコは、ある人物に両手で抱えられていた。その姿は、隣人の男にそっくりだった。

男性は被害届を提出。警察の本格的な捜査がはじまった。

■タマ発見!?その場所は…

数日後、男性の元にタマの無事を知らせる吉報が届いた。見つかった場所は、横浜から60キロ以上も離れた静岡県駿東郡(すんとうぐん)だった。

タマは駿東郡にあるとある家に4月下旬から顔出すようになったという。その家には80代の男性が住んでいた。この男性は以前、タマと同じ「ハチワレ」と呼ばれる種類のネコを飼っていて、約1か月前に亡くなったばかりだった。

亡くなった愛猫にそっくりだったため、男性は、この猫を飼おうと決め、動物病院に連れて行った。そこで、体内からマイクロチップが発見され、飼い主の男性に連絡が入ったのだった。

タマはうす汚れて、少し弱っていたというが、体調に異変はなかった。

■タマを連れ去り放置したとして隣人の男を逮捕

神奈川県警は今月10日、タマを連れ去り放置した器物損壊の疑いで隣人の男を逮捕した。

警察によると、男の車には、タマがいなくなった日に横浜から静岡まで移動した記録が残っていたという。

「事実ではないです」――男は容疑を否認している。

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