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JR貨物、「輪軸」組み立て作業で検査データ改ざんなどの不正判明 7月の貨物列車脱線事故の調査過程で発覚

日テレNEWS NNN / 2024年9月10日 21時24分

日テレNEWS NNN

JR貨物は、貨物列車の車輪と車軸からなる「輪軸」の組み立て作業で検査データの改ざんなどの不正が判明したと発表しました。不正は7月にJR新山口駅でおきた貨物列車の脱線事故の調査過程で見つかったということです。

JR貨物によりますと、不正が明らかになったのは、北海道、神奈川県、広島県にある3つの車両所です。

車輪などを車軸にはめて「輪軸」を組み立てる作業で押し込む際の圧力が基準を超えていたにも関わらず、検査記録表には、基準値に収まる数値に書き換えて記入するなどしていたということです。

不正が確認された車両は貨車560両と機関車4両に上っています。

圧力が基準を超えると車軸に傷が付き、使用を続けると金属疲労の進行が早まって最悪の場合、車軸が折れる可能性があるということです。

JR貨物は、9日から順次、不正のあった車両の運用を停止しています。

この不正はことし7月にJR新山口駅構内で発生した貨物列車の脱線事故の原因を調査していたところ、社員が不正を申告したことで発覚していて、脱線した車両にも不正が行われた輪軸が使用されていたということです。

JR貨物は不正と脱線事故の因果関係について、「運輸安全委員会が調査中のためコメントは差し控える」としています。

一方、国土交通省はこれを受け、「鉄道輸送の安全確保を根底から覆す行為であり、極めて遺憾」とし、全車両の輪軸の緊急点検などを指示をしたほか、11日からJR貨物に対し立ち入り検査を行い、不正の事実関係や安全管理体制について調べるということです。

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