【米大統領選】ハリス氏とトランプ氏、激しい論戦 経済政策めぐり互いに｢無策｣と批判

日テレNEWS NNN

11月のアメリカ大統領選挙に向けたハリス副大統領とトランプ前大統領による初めてのテレビ討論会が10日、開かれました。

ABC主催の討論会は冒頭、ハリス氏がトランプ氏に歩み寄って握手をかわした後、経済政策をめぐりお互いに「無策だ」と批判しあうなど激しい論戦となりました。

ハリス氏

「トランプ氏にはあなた方のための計画は何もないと知ってほしい。あなた方より自分をを守ることに興味があるからだ」

トランプ氏

「彼女には計画がない。バイデンの計画をコピーしただけだ。（変えたのも）4つの文だけだ。『あ、減税を目指すよ』みたいに。彼女の計画を見てみろ“計画”はないから」

一方、人工妊娠中絶問題をめぐってハリス氏は「トランプ氏が勝利すれば、全国的な中絶禁止令に署名するだろう」と指摘し、これに対しトランプ氏は「ハリス氏は嘘をついている。中絶禁止法に署名しない」と述べました。

また、トランプ氏は不法移民の問題を追及し、「移民が住民のペットを食べている」と主張しました。

トランプ氏

「（移民たちは）猫を食べている。そこの住民のペットを食べているんだ。これがこの国で起きていることだ」

ハリス氏

「極端な話だ。これが私が共和党員200人から支持を得た理由の1つだろう」

これに対し司会者は「地元の担当者に確認したが、そのような報告はない」と指摘し、ファクトチェックをふまえてトランプ氏の発言を否定しました。

外交をめぐってはウクライナ侵攻について発言があり、ハリス氏は、「トランプ氏が大統領だったら、プーチン大統領は今ごろキーウにいるはずだ」と主張し、トランプ氏は「ウクライナ戦争を終わらせたい」と述べたものの、戦争をどのように終わらせるのかは語りませんでした。

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