逮捕の女「ハサミを出したら言うことを聞くと思った」 “タワマン”で男性刺され死亡

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16日夜、東京・中野区のタワーマンションで交際相手の男性をハサミで刺したとして25歳の女が逮捕されました。女は「ハサミを出したら言うことを聞くと思った」などと話しているということです。

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16日夜、東京・中野区。通報から約30分後、現場のタワーマンションから警察官に連れられて出てきたのは、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された佐藤琴美容疑者（25）です。黒い布をかぶせられ、パトカーの後部座席に乗せられました。

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警視庁によると16日夜、東京・中野区のタワーマンションに住む交際相手の20代男性を殺害しようとした疑いがもたれています。佐藤容疑者が連行された直後、刺された男性でしょうか、ストレッチャーで運ばれる人もいました。

記者

「救急車に一人運び込まれた。心肺蘇生を施されている」

男性は病院に緊急搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

20代のカップルの間に何があったのか─。

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近くに住む男性は、事件があった時間帯に妻が“怒号を聞いた”といいます。

近所の住民

「午後6時～午後7時半くらい。（昨夜）妻が料理をしていて（キッチンの）脇のあたりで、『女性が怒っている怒声が聞こえた』と話していた」

──外から？

近所の住民

「そうです、外から。その辺のどこか（から）だと思う。（妻が）『明らかに怒っている声だった』。関連があるかは分からない」

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佐藤容疑者

「ささいなことでよくケンカをすることがあった。気持ちの確認の質問に対して、納得する答えが返ってこないと、平手打ちをしたり殴ったりしたことはある」

よくケンカになり、時には“手が出る”こともあったという佐藤容疑者。16日夜も帰宅途中の電車の中から、口論になっていたといいます。部屋に入ってからも口論は続き…

佐藤容疑者

「パートナーとケンカをして刃物で首を刺した」

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佐藤容疑者が手に取ったというのが、テレビラックの引き出しの中にあったハサミです。振りかざしたところ、男性の首に刺さったといいます。佐藤容疑者から通報を受けた警察官が現場にかけつけると、男性は血を流して倒れていたということです。

佐藤容疑者はハサミを手に取った理由について…

佐藤容疑者

「握力で勝てなかったので、ハサミを出したら言うことを聞くと思った」

警視庁は今後、容疑を殺人に切り替えて捜査を進める方針です。

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