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所沢・強盗致傷事件 逃走中の男を公開手配 相次ぐ3つの事件に“指示役”の存在

日テレNEWS NNN / 2024年10月3日 20時31分

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埼玉県所沢市で高齢夫婦が縛られ、現金が奪われた事件で、警察は現場から逃走した実行役の残る1人の男を公開手配しました。東京でも起きた同様の事件でも浮かび上がってきたのは指示役の存在です。その手口もみえてきました。

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埼玉県警が3日に公開したのは、スマートフォンを手に店内を歩く1人の男、森田梨公哉容疑者(24)の映像です。10月1日に埼玉県所沢市で起きた強盗致傷事件で逃走を続ける“実行役”の男です。

民家に4人の男が押し入り、高齢夫婦を粘着テープで縛った上、現金約8万円などを奪った事件。警察が現場に到着すると、“実行役”の4人は散り散りに逃走。近くの防犯カメラには、畑に侵入し走り抜ける男の姿が映っていました。

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警察はこれまでに、自称・和佐裕夢容疑者(28)、佐藤聖峻容疑者(24)、海藤貴志容疑者(43)の3人の男を逮捕。そして、逃走を続けている残り1人の“実行役”を森田容疑者と特定し、3日に公開手配しました。

警察によると、押収された3台の車のうち、白い車を運転していたのが森田容疑者とみられるといいます。同じ車は東京・国分寺市で前日の9月30日に起きた事件でも使われたとみられ、捜査関係者によると、現場近くの防犯カメラには森田容疑者の姿が映っていたということです。

また、所沢の事件を巡っては、新たな逮捕者も。事件で奪われたクレジットカードでバッグなどを買おうとしたとして、安田勇介容疑者(23)が警視庁に詐欺未遂の疑いで逮捕されたことが判明。

“実行役”の男らとの関連はあるのでしょうか。捜査が進む中、浮かび上がるのが“指示役”の存在です。

捜査関係者によると、逮捕された“実行役”の1人が「事件前に包丁2本に加えて、まな板と野菜も買った」と供述。

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包丁を“料理用”と言い逃れるために購入を指示したとみられ、“指示役”の用意周到な様子がうかがえます。

秘匿性の高いアプリを通じて指示が送られていましたが、捜査関係者によると、関東で相次ぐ強盗事件のうち3つの事件で、それぞれ共通するアカウント名が確認されたということです。

その1つ、さいたま市の事件では4人の“実行役”を逮捕。その供述などからみえてきたのが、実行役を集めるための巧妙な手口です。

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特筆すべきは、その“始まり”。4人は、まずSNSを利用して仕事に応募したといいます。内容は「強盗」ではなく「荷物の搬送」など。高額報酬をうたってはいたものの、犯罪とは結びつかない“ホワイト案件”だったということです。

すると、秘匿性の高いアプリの使用を促され“指示役”とのやりとりがスタート。本人確認のため、身分証の画像を提出するよう求められ、その後、指示された場所で他の人と合流。そこで初めてアプリで“強盗”を指示されたというのです。犯行をためらうと、指示役は「個人情報を知っている」「どうなるかわかっているんだろうな」と脅して、“実行役”として逃げられない状況を作り出されたということです。

所沢の事件で逮捕された3人も「気づいたときには抜け出せない状況だった」という趣旨の話をしていて、1人は逃走中に“指示役”から「逃げてんじゃねーよ」といった音声通話があった、という趣旨の供述をしているということです。

埼玉県警と警視庁は“指示役”の存在など、事件の全容を調べています。

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