埼玉・所沢市の強盗致傷、全国公開手配の男を逮捕

提供：埼玉県警

埼玉県所沢市の強盗致傷事件で、全国に公開手配されていた男が8日午前0時前、埼玉県警に逮捕されました。

警察によりますと、今月1日、埼玉県所沢市の民家での強盗致傷事件で、公開手配されていた森田梨公哉容疑者（24）が住居侵入・強盗致傷の容疑で、8日午前0時前に新潟県内で逮捕されました。警察は、この事件の実行犯とみて捜査しています。

逮捕にいたる状況は7日午後4時頃、新潟県警の警察官が、別の特殊詐欺事件に関与した可能性があるとして、柏崎市内でタクシーに乗っていた不審な人物を職務質問して、任意同行し、事情を聞いたところ、その男が森田容疑者だと名乗ったということです。

警察は身元確認を進めた結果、森田容疑者と特定し、逮捕したということです。

警察によりますと、森田容疑者は今月1日、東京の新小平駅から東村山市へ、そして、タクシーで埼玉県所沢市の強盗現場方向へ向かい、狭山市などを経由して大宮駅に移動、大宮駅から新幹線で宮城県仙台駅に行って、降りたということです。

警察が、その後の足取りを捜査していたところ、柏崎市内で身柄を確保されました。

別の人物と一緒にいるところは、今のところ確認されておらず、森田容疑者は身柄を確保された時には、服装は公開手配時とは変わっていて、現金約1万円と複数の衣類、スマホなどを所持し、凶器は持っていなかったということです。警察は認否を明らかにしていません。

埼玉県警は、森田容疑者の身柄を埼玉県内の警察署へと移送しています。

捜査関係者によりますと、埼玉や東京で相次いでいる一連の強盗事件をめぐっては、さいたま市や所沢市、東京・国分寺市の3つの事件で秘匿性の高いアプリが使われ、共通する名前のアカウントから指示が出されていて、埼玉県警と警視庁が指示役の解明を進めるとともに事件の全容を調べています。