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メタノール摂取させ妻殺害か 元研究員の夫、妻の症状は「二日酔いだと思っていた」と主張

日テレNEWS NNN / 2024年10月9日 6時33分

日テレNEWS NNN

自宅で妻にメタノールを飲ませ殺害した罪に問われている製薬会社の元研究員の裁判で8日、被告人質問が行われました。妻の症状について繰り返したのは、「二日酔い」という言葉でした。

   ◇

製薬大手「第一三共」の元研究員・吉田佳右被告(42)。2022年1月、東京・大田区の自宅で妻の容子さん(当時40)にメタノールを飲ませて殺害した罪に問われています。

吉田被告(42)(初公判)

「妻に殺意を抱いたこともないし、メタノールを摂取させたこともありません」

初公判では無罪を主張していた吉田被告。8日の被告人質問で繰り返したのは…

吉田被告(42)

「妻の体調がよくないことに気づきましたが、二日酔いだと思っていました」

“二日酔い”という言葉です。

日テレNEWS NNN

亡くなった容子さんの体内から致死量を超えるメタノールが検出された今回の事件。吉田被告は容子さんの亡くなる前日の様子について、体調が悪くおう吐したほか、全裸になったり部屋で用を足したりなど、異常な行動があったと説明。

そして翌朝、ベッドから落ちて床で寝ていた容子さんの意識がなかったため、自ら通報したとしていました。

検察側はこれまでの裁判で、製薬会社で研究員として働く吉田被告は、業務でメタノールを取り扱うことがあったこと、容子さんに異常が生じても救急車を呼ばなかったことなどを指摘し、吉田被告が容子さんにメタノールを摂取させたと主張。

一方、8日の裁判で、吉田被告はすぐに救急車を呼ばなかったことについて…

日テレNEWS NNN

吉田被告(42)

「二日酔いだと思った。妻の行動を家族以外に知られたら恥ずかしいと思い、救急車を呼ばなかった。二日酔いくらいで救急車を呼ぶべきではないと思った」

メタノール中毒の症状を知らず、二日酔いだと決めつけていたなどと述べました。

また検察側は、吉田被告の風俗通いや、容子さんが節約しないことなどで、お互いが不満を抱き家庭内別居状態となっていて「夫婦関係は悪化し殺害する動機もある」と主張。

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検察

「仮に妻が亡くならずに回復したら、妻から疑われるのはだれ?」

吉田被告

「私」

検察

「なぜ?」

吉田被告

「不仲だから」「私が日常的にメタノールを扱っていることを知っていて、(妻は)私を疑うと思う」

吉田被告は、「妻が亡くならずに回復したら、疑われるのは自分だと思う」などと話しました。

吉田被告(42)

「救急車を呼んでいれば、十分救命できたかもしれなかったのに、最悪な結果を招いたことに後悔しています」

   ◇

被告人質問は、9日も行われます。

(10月8日放送『news zero』より)

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