「まずは日本一」侍ジャパン選出 巨人・戸郷翔征が地元宮崎で実戦調整「100％出せるように準備」

取材に応じる巨人・戸郷翔征投手

◇みやざきフェニックス・リーグ　巨人9-1オリックス(9日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

巨人・戸郷翔征投手が、みやざきフェニックス・リーグのオリックス戦に先発登板。4回1失点と本人も納得のピッチングを見せました。

今シーズン12勝をあげて156奪三振、22年以来自身2度目となる最多奪三振にも輝いた戸郷投手。16日から行われるクライマックスシリーズ(以下、CS)ファイナルステージへ向けて、実戦間隔に開きが生じるため、前日に東京から地元・宮崎へ移動し、この日先発のマウンドに上がりました。

戸郷投手は初回に150キロを記録したストレートを中心に、フォークやスライダーを駆使しながら、3回までヒットを1本も許さない完璧なピッチング。4回は連打を浴びて失点こそしましたが、4回52球を投げて3つの三振を奪い、1失点。このピッチングについて「球速も出ていて、全球種投げられましたし、三振も取れました。いい投球ができた」と振り返り、納得の表情を見せていました。

4回1失点の結果を「いい投球ができた」と振り返る戸郷翔征投手

またこの日、プレミア12に出場する侍ジャパンに選ばれたことについて聞かれると「選んでいただいたことはすごく光栄です。そこに100％の力を出せるように準備していきたい」と意気込みましたが、その後「まずは日本一をとってから日本代表に選ばれることが一番」とあくまで巨人で夢の日本一を成し遂げることが最優先であることを強調した戸郷投手。

最後にCSへ向けて「初戦は必ず勝つしかないので、勝ってチームに勢いをもたせられたら」と活躍を誓いました。