「前の2人が素晴らしい打席内容で塁に出てくれた」オースティンが勝利に導く一打 DeNAがCSファイナルステージ進出に王手

ヒーローインタビュー後に声援に応えるDeNAオースティン選手(写真：時事)

◇プロ野球セ・リーグCSファーストステージ第1戦　DeNA 3-1 阪神(12日、甲子園球場)

DeNAは阪神とのクライマックスシリーズファーストステージの初戦を勝利。ファイナルステージ進出に王手をかけました。7回に阪神を突き放す2点タイムリーツーベースを放ったオースティン選手が、ヒーローインタビューに立ちました。

敵地での完全アウェーの一戦。オースティン選手は「甲子園球場、阪神ファンの方も多くいて、なかなか我々のリズムに持っていくのが難しい球場ですが、きょう難しい状況の中でしっかり勝ち取れたことは、ベイスターズファンやベイスターズにとっても大きな1勝になったと思います」と振り返りました。

この日は、オースティン選手の前を打つ牧秀悟選手と佐野恵太選手が3度連打でチャンスメーク。1点リードの7回、1アウト1、3塁で迎えた打席では、石井大智投手のストレートを右中間にはじき返す2点タイムリーツーベースで、勝利に導く追加点をもたらします。

「前の2人が素晴らしい打席内容で塁に出てくれた」と牧選手と佐野選手もたたえつつ、「なんとか強い打球を打って2人かえそうと思っていました。それがしっかり実行できてよかったです」と振り返りました。

今季は、シーズン終盤にヤクルトのサンタナ選手を抜き、打率.316で首位打者のタイトルを獲得。頼もしい助っ人は、「選手全員、全力プレーでなんとか勝ちをつかみ取ろうという気持ちで入って、きょうは幸運にもそれを実行することができました」とコメント。さらに「ファンの皆さま応援ありがとうございます。皆さまの応援なくして我々はこの場に立つことは出来ていません。またあしたも力を貸してください。お願いします」と語りました。