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国連レバノン暫定軍“イスラエル軍の戦車が敷地内に侵入”

日テレNEWS NNN / 2024年10月14日 12時35分

日テレNEWS NNN

レバノンの平和維持を担う国連レバノン暫定軍は13日、イスラエル軍の戦車が敷地内に侵入したと発表しました。相次ぐ攻撃を受け、国連のグテーレス事務総長は、「戦争犯罪にあたる可能性がある」と警告しています。

国連レバノン暫定軍は、レバノン南部にある拠点で13日、イスラエル軍の戦車2台が門を破壊し、強制的に敷地内に侵入したと発表しました。イスラエル軍はおよそ45分後に撤退したということですが、侵入は国際法違反にあたると非難しています。

この発表に先立ち、イスラエルのネタニヤフ首相は13日、国連に対し、「今すぐ国連レバノン暫定軍を危険から遠ざけよ」と呼びかけていました。その上で、部隊がレバノンの戦闘地域にいることで、イスラム教シーア派組織ヒズボラの「人間の盾」になっていると主張しました。

これに対して、国連のグテーレス事務総長は、国連軍が現在もレバノン国内のすべての拠点にとどまっていることを明らかにしました。その上で、「平和維持要員への攻撃は国際法違反であり、戦争犯罪にあたる可能性がある」と非難し、攻撃を停止するようイスラエルに求めています。

こうした中、アメリカ国防総省は13日、迎撃ミサイルシステム「THAAD」をイスラエルに配備することを承認したと発表しました。イランによる報復の可能性が高まる中、「イスラエルの防空能力の強化をはかるため」としています。

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