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【速報】対局中の“鼻出しマスク”で反則負け 日本将棋連盟に賠償求めた棋士の訴え退ける 東京地裁

日テレNEWS NNN / 2024年10月18日 13時40分

日テレNEWS NNN

将棋の対局中に鼻を出した状態でマスクを着けたため反則負けとされ、3か月の対局停止処分を受けた日浦市郎八段(58)が、処分は違法だとして日本将棋連盟に損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は18日、日浦八段の訴えを退ける判決を言い渡しました。

日浦八段は去年1月から2月の間、鼻を出した状態でマスクを着けて対局に臨んだところ、日本将棋連盟が定めた規定に違反するとして3回連続で反則負けになったうえ、3か月の対局停止処分を受けました。

日浦八段側は「規定はマスクの具体的な着用方法を定めておらず、鼻を覆う状態でのマスクの着用義務はない。鼻呼吸を満足に確保し実力を十分に発揮したいという合理的な理由があり、反則負けと対局停止処分は違法だ」として、日本将棋連盟に約380万円の損害賠償などを求めて、去年6月、提訴していました。

一方、日本将棋連盟側は「規定の具体的な運用に関しては連盟に裁量があり、マスクを鼻まで覆うという政府の方針に従って解釈・運用している。対戦相手と同じ条件下で実力を発揮することが求められる」などと主張していました。

18日の判決で東京地裁は、「日本将棋連盟が反則負け処分と懲戒処分を行ったことは裁量の範囲内の行為であり、違法であるとは認められない」として日浦八段側の訴えを退ける判決を言い渡しました。

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