臓器移植受ける患者の選定基準見直しへ 余命短い患者など優先の案検討
日テレNEWS NNN / 2024年10月23日 17時47分
臓器移植をめぐり、移植を受ける患者の選定基準を見直す議論が厚生労働省の審議会ではじまりました。余命の短い患者などが優先的に移植を受けられる案が検討されています。
現在、臓器移植では脳死の人から提供された臓器に関して、移植のあっせんを担う日本臓器移植ネットワーク=JOTが、厚生労働省の基準を踏まえ、移植を受けられる患者の優先順位を決めています。
基準は臓器によって異なりますが、今後、優先順位の見直しや搬送時間、地域性を考慮した選択基準の精緻化などを行うことが検討されました。例えば心臓では、移植を待つ期間にかかわらず、緊急性が高い人や余命が短い人などを優先できるようにすることや、ほかの臓器では移植対象者の条件などについて見直す案が示されました。
また、JOTの負担を軽減するため、提供者(ドナー)となる人の家族への説明やケアなどを行うドナー関連業務を分離させる案なども示されましたが、移植コーディネーターなどの人材の確保や質の担保ができるのかといった課題も指摘されています。
厚労省は23日の議論を踏まえ、今後、さらに具体的な内容を検討する方針です。
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