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内装会社で暴行…建物に火をつけ“社長殺害”男に懲役24年求刑 埼玉・朝霞市

日テレNEWS NNN / 2024年10月25日 19時36分

日テレNEWS NNN

2022年、埼玉県朝霞市の内装会社で、この会社の男性社長に暴行した上、建物に火をつけ、殺害したなどの罪に問われている男の裁判で検察側は懲役24年を求刑しました。

起訴状によりますと、元内装業の大西寿貴被告(33)は内装業の菊地渉被告(39)とともに2022年5月、朝霞市にある内装会社で、この会社の社長・長葭良さん(43)をバールで複数回殴るなどした上、会社の建物に放火し、長葭さんを殺害したなどの罪に問われています。

大西被告は初公判で、起訴内容をいずれも認めていました。

25日の裁判で、検察側は「事件後に菊地被告から殺害の報酬を受けとる約束をするなど、利欲的な犯行で酌量の余地は全くない」とした上で、「長葭さんの隙をつき、大西被告が口火を切って背後からバールで殴るなど重要な役割を果たしている」「火をつけ長葭さんを焼死させたことは残虐で、執拗な犯行で、非常に強固で確定的な殺意があったのは明らか」などと指摘し、懲役24年を求刑しました。

一方、弁護側は「菊地被告が殺害の方法などを考え、大西被告に殺害を持ちかけるなど、大西被告は従属的な役割だった」「事件直前に菊地被告から殺害することを伝えられ、計画性は相当程度低い」などとして、懲役18年が相当だと主張しました。

最後に、大西被告は「このような事件を起こしてしまって、長葭さんの未来や命を奪ってしまいました」「ごめんなさいで済む話ではありませんが、本当に申し訳ありませんでした」と述べました。

裁判は25日で結審し、判決は来月7日に言い渡される予定です。

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