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休養決断の上田桃子「ゴルフが人生にならないように」プロ20年目38歳で語ったゴルフとの“距離感”

日テレNEWS NNN / 2024年11月8日 6時45分

上田桃子選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)

◇国内女子ゴルフ 伊藤園レディスゴルフトーナメント プロアマ(7日、千葉・グレートアイランド倶楽部)

3日に今シーズン限りでのツアー休養を発表した上田桃子選手。この日、発表後初の会見で決断に踏み切った思いを明かしました。

2005年のプロテストに合格し、プロゴルファーの道を歩み始めた上田選手。3年目の2007年に「ライフカードレディス」でツアー初優勝を果たすと、その年5勝をあげ史上最年少21歳で“賞金女王”の座を獲得。以降はアメリカツアー参戦を経て再び日本でプレーし、38歳を迎えた現在までに国内ツアー通算448大会出場、16勝をあげていました。

今年がプロ生活20年目。「次へのステップにそろそろいく時期がきたんじゃないか」と話すと、決断に至った理由を明かします。

「30歳を過ぎたあたりから、毎年合宿を始める前に、今年1年やれる心技体があるのか考えながら、『1年できるか』をいつも考えていたので、頭のどこかには(休養が)30歳ぐらいからずっとありました。日本女子オープンが今年3試合目だったんですけど、それが終わったと同時に『勝てなかったな』って。全体的に振り返ったときに、今までの自分の準備の仕方が間違ってなかったかとか、いろいろ考えたときに最終的に精いっぱいやれることは毎年やってきたので。ただ、次の人生を考えた時には年齢的なことも含めて『今かな』と思った感じです」

「人生長いので、『ゴルフが人生にならないように』というのはアメリカに行った時からずっと思っていて。ゴルフだけが人生にならないために、ゴルフで学んだことを生かさなければいけない」

「正直、うれしいとか楽しいという時間よりもきつい時間のほうがほとんどで、本当に心の底から笑える時って、勝った時ぐらいしかない。ゴルフはこれから先、自分の中のきつい時や悩んだ時に『こういう風にすればいいんじゃないか』と一つの教科書というか、基準を残してくれたかなと思います」

今シーズン最終戦の21日開幕「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は今シーズンのツアー優勝者、世界ランキング上位50位以内、年間女王を決めるメルセデス・ランキングの上位者のみに出場権が与えられ、上田選手は現時点で出場なしの予定。14日開幕の「大王製紙エリエールレディスオープン」が最後の勇姿になる可能性も。

残り2戦で、最終戦への切符をつかみ取れるか。「諦めが悪いので。最後まで諦めずにチャレンジすることを今まで大事にしてきたので、アグレッシブにチャレンジしたいなと思います」と熱い思いを口にした上田選手が8日に初日を戦います。

大会前日、ツアー休養の理由を明かした上田桃子選手

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