松本人志さん訴え取り下げ 今後の活動“決まり次第お知らせ”
日テレNEWS NNN / 2024年11月8日 21時9分
「週刊文春」側を訴えていたダウンタウンの松本人志さんが8日、訴えを取り下げました。松本さん側は「これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたい」とコメントを発表しました。
◇
午後5時すぎ、吉本興業のHPで公開されたコメント。
松本人志さんのコメント
「これまで、松本人志は裁判を進める中で、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」
全面対決の様相から一転、訴えを取り下げたダウンタウン松本人志さん。事の発端は去年12月。「週刊文春」に掲載された松本さんの“性的行為強要疑惑”です。
松本人志さんのX
「事実無根なので闘いまーす」
「週刊文春」編集部
「一連の記事には十分に自信を持っています」
双方、主張は“真っ向対立”。松本さんは今年1月、記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の「文芸春秋」と編集長に対し、5億5000万円の慰謝料などを求める訴えを起こしていました。
今年3月には“注目の裁判”がスタート。1回目の口頭弁論には、わずか19の傍聴席を求めて691人が並びました。
有給休暇を取って傍聴券に並んだ人
「本当のことを自分の耳で聞いて知りたいと思ったので裁判に来ました」
傍聴券に並んだ人
「(主張が)両者で違うので何が真実かを知りたい」
裁判で争われたのは“記事が真実だったか”、そして“真実だと信じる相当の理由があったか”。
訴状で松本さんはこう主張しました。
松本さん側の訴状
「客観的証拠は存在しないにもかかわらず、一方的な供述だけを取り上げて記事として掲載するという、極めてずさんな取材活動に基づくものである」
一方の週刊文春側…
「週刊文春」側の答弁書
「複数回の取材を重ね、証言の具体性があるか、当時の状況と矛盾しないかなど慎重に検討した」
“記事は真実”だと反論し、どの部分が事実に反するのか明確にするよう求めました。
松本さん側は「特定の女性が誰か特定されないと認否できない」と主張し、週刊文春側は「個人情報は回答できない」としています。
次回の審理は11日に予定されていましたが、8日、松本さんは訴えを取り下げました。
8日に発表したコメントでは…
松本人志さん
「かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」
次いで文春側もコメントを出しました。
「週刊文春」のコメント
「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」
吉本興業は松本さんの活動再開について、関係各所との相談の上、決まり次第お知らせすると発表しています。
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