大谷翔平「50-50」の功績でナ・リーグMVP候補入り 2つの史上初に王手

MLBナ・リーグのMVPファイナリスト(写真：USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)(写真：AP/アフロ)

ドジャースの大谷翔平選手がナ・リーグMVPの最終候補に選ばれました。

MLBは日本時間12日、全米野球記者協会（BBWAA）の投票によって決まる最優秀選手（MVP）、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督のファイナリストを発表しました。

ナ・リーグMVPに選出された大谷選手は今季前人未到の50本塁打、50盗塁の「50-50」を達成。メジャー挑戦から7年目で初のワールドシリーズに進出し世界一を勝ち取りました。

最終的な成績は54本塁打、59盗塁、打率.310と歴史に残る成績を収めています。大谷選手は2021年、2023年のエンゼルス時代にMVPを獲得しているため、受賞すれば2年連続3度目となります。両リーグMVPは史上2人目、異なるリーグで2年連続MVPをとるのは史上初となります。

また、MVPは走攻守の総合的な評価で決まります。今年は指名打者で出場し続けた大谷選手。MVPとなれば指名打者での選出は史上初の快挙となります。

その他の候補者は、今季の打率.273、33本塁打、91打点のメッツのフランシスコ・リンドア選手（内野手）、打率.292、36本塁打、95打点のダイヤモンドバックスのケテル・マルテ選手（内野手）となっています。

▽各アワード ファイナリスト一覧

◆ア・リーグ:MVP

アーロン・ジャッジ（ヤンキース）

フアン・ソト（ヤンキース）

ボビー・ウィットJr.（ロイヤルズ）

◆ナ・リーグ:MVP

フランシスコ・リンドア（メッツ）

ケテル・マルテ（ダイヤモンドバックス）

大谷翔平（ドジャース）

◆ア・リーグ:サイ・ヤング賞

エマニュエル・クラセ（ガーディアンズ）

セス・ルーゴ（ロイヤルズ）

タリック・スクーバル（タイガース）

◆ナ・リーグ:サイ・ヤング賞

クリス・セール（ブレーブス）

ポール・スキーンズ（パイレーツ）

ザック・ウィーラー（フィリーズ）

◆ア・リーグ:新人王

コルトン・カウザー（オリオールズ）

ルイス・ヒル（ヤンキース）

オースティン・ウェルズ（ヤンキース）

◆ナ・リーグ:新人王

ジャクソン・チューリオ（ブリュワーズ）

ジャクソン・メリル（パドレス）

ポール・スキーンズ（パイレーツ）

◆ア・リーグ:最優秀監督

A・J・ヒンチ（タイガース）

マット・クアトラーロ（ロイヤルズ）

スティーブン・ボート（ガーディアンズ）

◆ナ・リーグ:最優秀監督

カルロス・メンドーサ（メッツ）

パット・マーフィー（ブリュワーズ）

マイク・シルト（パドレス）