マイコプラズマ肺炎患者、2週連続で減少も高い水準続く
日テレNEWS NNN / 2024年11月19日 11時16分
長引くせきや発熱などで入院に至ることもあるマイコプラズマ肺炎の患者は、2週連続で減少しましたが、高い水準が続いています。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ500か所の定点医療機関から今月10日までの1週間に報告されたマイコプラズマ肺炎の患者は、1医療機関あたり平均2.43人で、2週連続で減少しました。
しかし、2人を超えるのは4週連続で、依然として高い水準が続いています。マイコプラズマ肺炎は発熱や全身のだるさ、頭痛の症状などの後、乾いたせきが徐々にひどくなり、解熱後も3~4週間せきが続く特徴があります。
患者のせきのしぶきを吸い込んでうつる飛まつ感染や、感染者との接触でうつるといわれていて、家庭のほか、学校などで感染が広がることもあり、感染してから症状が出るまでの潜伏期間が2~3週間と長くなる傾向があります。
また、一年を通じてみられるものの、秋冬に増える傾向があり、患者は子どもが多いものの、大人がかかることもあります。
医師が処方する抗菌薬で治療可能で、軽症で済む人が多いのですが、重症化し、入院が必要になることもあり、せきが長引く場合は医療機関での受診が必要です。
手洗い、うがいなどの対策以外に特別な予防法はなく、厚生労働省は基本的な感染対策を呼びかけています。
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