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【テニス】スペインのナダルが現役引退 四大大会22度優勝 BIG4としてテニス界をけん引

日テレNEWS NNN / 2024年11月20日 13時18分

現役引退したテニスのラファエル・ナダル選手(写真:AP/アフロ)

男子テニスの元世界ランキング1位・スペインのラファエル・ナダル選手(38)が日本時間20日、男子国別対抗戦デビス杯ファイナルズで引退を迎えました。

ナダル選手は事前に自身の公式SNSで、今大会での引退を表明。英語やスペイン語などの言語で「みなさんありがとう」と投稿し、動画では引退を決意した思いが語られました。

この日はオランダとの一戦にシングルスで出場し、ボティク・ファンデザンスフルプ選手に2-0(4-6、4-6)でストレート負け。スペインもシングルス1勝1敗、ダブルス1敗の1勝2敗で敗れ、この結果により、ナダル選手の23年間に及ぶ競技人生は幕を下ろすことになりました。

試合後に行われたセレモニーでは、観客やチームメートからの温かい拍手と歓声を受けながら思いを語るナダル選手。

さらに、会場のビジョンにはこれまでの軌跡が投影。共に時代を作ったテニス界レジェンドのロジャー・フェデラー氏やアンディ・マレー氏たちからのビデオメッセージも贈られ、さらに元サッカー選手のアンドレス・イニエスタ氏やデビッド・ベッカム氏らもコメントを寄せ、ナダル選手の目には涙が浮かんでいました。

引退セレモニーでのビデオメッセージに、涙を見せたナダル選手(写真:AP/アフロ)

ナダル選手は2001年、15歳でプロに転向すると、2005年には初出場で全仏オープンを制覇。特にクレーコートで戦う全仏は14度制し、「赤土の王者」「クレー・キング」と呼ばれました。

さらに、男子では3人しか達成していない生涯ゴールデンスラム(四大大会全てとオリンピックでの優勝)の偉業を成し遂げました。

これまで四大大会を通算22度優勝し、ノバク・ジョコビッチ選手、フェデラー氏、マレー氏とともに「BIG4」としてテニス界をけん引した名選手の引退となりました。

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