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教え子に“性的暴行”被害訴える女性が証言 元校長の男は一部否認…弁護側「受け入れてくれていたと認識」

日テレNEWS NNN / 2024年11月21日 1時17分

日テレNEWS NNN

教え子の女子中学生に対し、性的暴行を加えケガをさせた罪などに問われている、元校長の男の初公判が20日、開かれました。被害を受けたと訴える元生徒が当時の状況を証言しました。

   ◇

教え子へ性的暴行を加えたなどの罪に問われている、東京・練馬区の中学校の元校長、北村比左嘉被告(57)。去年、校長室で、女子生徒のわいせつな動画などを所持したほか、別の中学校に勤務していた2010年に、女子生徒に性的暴行を加え、ケガをさせた罪に問われています。

20日に行われた初公判。

裁判長が「仕事は何かしていますか」と尋ねると、北村被告は「パートでビルの清掃員をしています」と答えました。

検察側が指摘したのは、北村被告が“性教育”と称して及んだという行為です。

日テレNEWS NNN

検察側は「北村被告は女子生徒をマッサージ名目で体を触るようになった」「女子生徒が泣いて、うめき声をあげても犯行を継続した」などと指摘。検察側によると、当時、北村被告と女子生徒は部活動の顧問と部員という関係だったといいます。

理科の担当教師だった北村被告は、女子生徒を理科準備室などに呼び出し、部活顧問として体の傷を確認するような発言等をしながら、性的行為をしていたということです。

法廷には、被害を訴える元生徒の女性も出廷。下着の中に直接手を入れられたという、当時の状況を証言しました。

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被害訴える元生徒の女性

「天井か横か斜めを見ていました。されていることを見るのが嫌だったので、視界に入らないようにしていました」「早くこの時間が終わりますようにと思っていました」

検察側

「嫌と伝えた?」

被害訴える元生徒の女性

「できませんでした。やめてくださいって言う勇気がなかったのと、あとは言ったらいけないのかなと勝手に思っていました」「今後の中学校生活に影響が出るという不安はあったと思います」

性行為をする理由について、北村被告からは、こんな説明も。

被害訴える元生徒の女性

「恥ずかしいことじゃなくて、すてきなことなんだよと教わりました。勉強にも効果があるっていう説明を受けたことがあります。リラックスできて勉強の効率も上がるよと」

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一方、北村被告は、わいせつ動画などの所持については認めたものの、性的暴行については否認しました。

弁護側

「女子生徒が抵抗できない状態だったのか、ケガをしたのかなどについて疑問があります」

弁護側は、北村被告が女子生徒と“親密な関係”だと思っていたとし、性的行為を受け入れてくれていたと認識していると主張。

弁護側

「北村被告は『これからもこういう関係を続けたい』と言ったが、女子生徒から拒否されることはなかった。予定表に会いたい日・都合のいい日に印をつけて渡して返してもらい、お互い印の合った日に性的行為をしていた」

女子生徒が抵抗できない状態だったかは“疑問が残る”と主張しました。

次回、11月27日にも証人尋問が行われる予定です。

(11月20日放送『news zero』より)

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