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マイコプラズマ肺炎の患者数、3週ぶりに増加…過去最多を更新

日テレNEWS NNN / 2024年11月26日 12時38分

日テレNEWS NNN

長引くせきや発熱などで入院に至ることもある、マイコプラズマ肺炎の患者は3週ぶりに増加し、過去最多を更新しました。

国立感染症研究所によりますと、全国およそ500か所の定点医療機関から今月17日までの1週間に報告されたマイコプラズマ肺炎の患者は、1医療機関あたり平均2.84人で、3週ぶりの増加となりました。1999年に現在の方法で統計を開始してから過去最多です。

マイコプラズマ肺炎は、発熱や全身のだるさ、頭痛の症状などのあと、乾いたせきが徐々にひどくなり、解熱後も3~4週間せきが続く特徴があります。

患者のせきのしぶきを吸い込んでうつる飛沫感染や、感染者との接触でうつるといわれていて、家庭のほか学校などで感染が広がることもあり、感染してから症状が出るまでの潜伏期間が2~3週間と長くなる傾向があります。また、1年を通じてみられるものの、秋冬に増える傾向があり、患者は子どもが多いものの大人がかかることもあります。

医師が処方する抗菌薬で治療可能で、軽症で済む人が多い一方で、重症化し入院が必要になることもあり、せきが長引く場合は医療機関での受診が必要です。

手洗い、うがいなどの対策以外に特別な予防法はなく、厚生労働省は基本的な感染対策を呼びかけています。

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