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五輪金へ導いたロラン・ティリ氏がバレー男子日本代表の新監督へ「日本のバレーは技術面が素晴らしい」その中で足りていないものは?

日テレNEWS NNN / 2024年12月2日 17時13分

東京五輪で金メダルへ導きバレーボール男子日本代表新監督となったロラン・ティリ氏(左)(写真:ロイター/アフロ)

ロサンゼルス2028オリンピック出場を目指す男子バレーボール日本代表チームの新監督に就任が決まったロラン・ティリ氏が2日、オンラインで記者会見を行いました。

全体7位に終わったパリオリンピックの日本の試合をすべて見ていたというティリ氏は、今の日本のバレーボールについて言及しました。「日本のバレーは技術面でいうとサーブはすばらしい。そしてレシーブアタックも安定していた。しかし、データ的にも2回3回大切な場面で悪いアタックがあった。大事な場面で自分たちの方に流れを持ってくるのが大切。また、ブロックにおいては体格的にちがいがあるため苦しい場面に立たされるが、その後のつなぎを勇気をもって飛び込み、つないでいくことが大事」とコメント。

その中で日本代表を強化したい面として「メンタル、集中力、モチベーション、やる気、ここでいくぞという力を込めることが重要」と問題点を指摘しました。

ロラン・ティリ氏は、現役引退後フランスリーグで監督を務め、代表監督としては、チェコやフランスを指揮。2021年の東京オリンピックではフランスを優勝させる実績を残しました。今季は、日本代表のエース西田有志選手も所属する大阪ブルテオンの指揮を務めていました。

2028年のロス五輪に向けて「ロス五輪までに行われる国際大会の全てで表彰台を取りに行く」と意気込み、「世界の強豪に1度勝つ、2度勝つ、3度勝つ、あるいは4度勝つなどの経験と勝利を重ねることで、ロスの表彰台が見えてくる。それしか道はない」と強い口調で語りました。

「日本のバレーボール界を見てきて、日本の行く末に期待があったから監督就任を引き受けた」と語るティリ氏による舵取りに大きな期待が寄せられています。

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