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石破首相vs野田代表 政治改革や“年収の壁”めぐり論戦 代表質問始まる

日テレNEWS NNN / 2024年12月2日 18時32分

日テレNEWS NNN

国会では2日から石破首相の所信表明演説に対する代表質問が始まりました。政治改革や103万円の壁などが焦点となる中、与野党のトップはどのような論戦を交わしたのでしょうか。

   ◇

真剣な表情で本会議場に入る石破首相。代表質問で与野党“トップ同士”の論戦が行われました。

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その質問の冒頭…

立憲民主党 野田代表

「代表質問は“政治改革”から入っていきたいと考えます」

こう訴えた立憲民主党の野田代表。石破首相もおおきくうなずきました。

代表質問では通常、用意した原稿を読み上げることが多い中、野田代表は手元のメモにあまり目を落とさず、まっすぐと前を向いて質問しました。対する石破首相は、手元の紙にメモを書き込んでいました。

立憲民主党 野田代表

「改革の本丸である企業・団体献金の禁止を、なぜ議論の俎上(そじょう)に載せようとしないのですか。端的にお答えいただきたいと思います」

政治資金規正法の“再改正”に向け、企業・団体献金を廃止すべきと改めて迫った野田代表。

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石破首相

「政党として避けなければならないのは、献金によって政策がゆがめられることであります。これには個人献金も企業・団体献金も違いはございません。我が党としては、企業・団体献金自体が不適切であると考えておりません」

対照的に、手元の原稿に目を落とし、慎重に答弁する石破首相。企業・団体献金などの政治資金について、「透明性を確保することが重要」として、引き続き各党との協議を行う考えを示しました。

   ◇

また、野田代表が疑問を呈したのは、政府が「補正予算」の規模を発表したタイミングについてです。

立憲民主党 野田代表

「10月15日というのは、選挙の公示の日です。いきなり中身の話をしないで、規模ありきの方針を示されました。公示の日ですから、経済対策というよりも、選挙対策の“ばらまき”ではないかと思いました」

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石破首相は“ばらまき”との指摘に、首をかしげたり、天を仰いだりする様子も。

野田代表は補正予算について、「経済対策になじまないものも多い」として、「スリム化をはかるべき」と指摘しました。これに対し、石破首相は…

石破首相

「将来の賃金・所得の増加に向けて、成長力を強化する施策を盛り込んでおります。国民の安心安全の確保に万全を期するための施策を、盛り込んでおるところでございます」

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そして注目されるのが“年収の壁”です。

立憲民主党 野田代表

「103万円の壁が話題になっていますけれども、手取りへの影響という意味において、より深刻なのは、社会保険の130万円の壁であります。総理は130万円の壁対策に取り組む決意はありますか」

石破首相

「130万円の壁につきましては、当面の対応として被扶養者認定を円滑化するなど、年収の壁支援強化パッケージの活用に、まずは取り組んでまいります」

臨時国会の論戦が始まりました。

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