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「J1に上がる力はまだまだ足りなかった」仙台は完敗で4年ぶりのJ1昇格叶わず 森山佳郎監督は悔しさにじませ天仰ぐ

日テレNEWS NNN / 2024年12月8日 7時5分

敗戦直後の天を仰ぐベガルタ仙台の森山佳郎監督

◇サッカーJ1昇格プレーオフ ファジアーノ岡山2-0ベガルタ仙台(7日、シティライトスタジアム)

サッカーJ1最後の1枠を争う「J1昇格プレーオフ」は、ファジアーノ岡山がベガルタ仙台を2-0で下し、岡山のJ1初昇格で幕を閉じました。

4年ぶりのJ1昇格を目指すベガルタ仙台はシーズンを6位で終え、滑り込みで「J1昇格プレーオフ」へ出場。準決勝のV・ファーレン長崎戦では4得点の快勝で決勝へと駒を進めました。

決勝の相手は今季2試合勝ちなしの岡山(5位)となり、仙台のJ1昇格への条件は勝利が必須。

しかし前半20分、岡山のMF末吉塁選手にボックス内の左角から鮮やかなループシュートを決められ失点。後半16分にも追加点を許し、4年ぶりのJ1昇格とはならず。森山佳郎監督は試合終了のホイッスルが鳴ると天を仰ぎました。

試合後、森山監督は「J1に上がる力はまだまだ足りなかった」と悔しさをにじませながらコメント。

続けて「このままJ1に上がっても、J2の6位なので厳しかったと思います。力をつけて今度上がったときにはJ1で残っていけるようなチームを作っていきたいなと思います」と語りました。

試合を振り返り、「1失点目は防ぎようのないゴールだったが、引き分けでも負けの状況であの失点のダメージは大きかった」と先制点を許したシーンについて言及。

また、J1初昇格を決めた岡山については「組みにくい相手というか、3バックでかみ合わない上に、かみ合わせようとした瞬間に長いボールを入れてくる。そこで収まる選手がいて、収まった瞬間には迫力のある二列目の選手がいて、かなり難しい対応を迫られた。崩しについては、失点数が少ない岡山さんに守られたら天下一品なので、そこを崩すだけのクオリティーと迫力が足らなかった」と攻守で上回った岡山に賛辞の言葉を送りました。

さらに「竹内涼選手とか、神谷優太選手とか苦しさを味わっている選手がいた。木山隆之監督に関しては、(プレーオフが)5回目のチャレンジというところで悔しい思いをして、この試合にかける意気込み、覚悟が違った」とメンタル面についても言及。続けて「僕らも当然覚悟を持って挑んだが、まだまだ甘いなと。簡単に上がれるもんじゃないなと思っています」と語りました。

来季に向けては「全てですね。スタッツはほぼ10位前後。攻撃のチャンス構築、得点期待値は低い。粘って勝ち点を積み上げてきたチームなので、守備のベース、ハードワークのベースはかなりできてきた。来年はここをベースに攻撃の構築、特に最後のボックスを絡めた局面の質とか強度とかを上げる取り組みを積み上げていきたい」と力強く意気込みました。

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