「やりきった気持ちが大きい」シダマツペアが1年を振り返り笑顔 今年最後の国際大会は準優勝 周囲への感謝語り涙も

決勝進出を決めたシダマツペア(写真：アフロ)

◇バドミントン ワールドツアーファイナルズ2024 決勝(15日、中国・杭州)

志田千陽選手と松山奈未選手の“シダマツ”ペアは、今年最後の国際大会である「バドミントンワールドツアーファイナルズ」に挑み、準優勝となりました。

この大会はツアー年間成績上位8人(組)のみが出場でき、バドミントンの年間王者決定戦とされています。

シダマツペアは準決勝でパリ五輪の金メダリストペアをストレートで下し、決勝進出。しかし決勝戦では僅差の試合展開もストレート負けを喫しました。

試合後にインタビューに応えたシダマツペア。志田選手は「悔しい気持ちもあるんですけど、それよりも本当に今できることを全部出した結果。悔いの残る試合ではなかったと個人的に思うので、ここまで2人で今できることを精いっぱい出した結果の準優勝。やりきった気持ちの方が大きいです」と笑顔を見せました。

松山選手は「決勝までこられてやりきった気持ちが大きいです」とコメント。さらに1年を振り返り「最後の試合で決勝までいけたっていうのは2人としても、自分たちを褒めてあげられるところはあったのかなと思います。今年優勝ができなかったんですけど、こうして決勝で最後まで戦えたのは、1年の締めくくりとしてよかったかな」と語りました。

インタビュー中には志田選手が周囲への感謝を口に涙する場面も。そのなかでもやりきった思いとともに笑顔を見せ、今年の大会を締めくくりました。