【箱根駅伝】早稲田大学 悔しさを知る“4年生の強さ” 目標は7年ぶりの表彰台
日テレNEWS NNN / 2024年12月18日 9時0分
2025年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝。49年連続94回目の出場となる早稲田大学は、7年ぶりの表彰台を目指します。
■名門・早稲田の象徴“4年生の強さ” シード落ちの経験を糧に言葉と背中で引っ張るキャプテン
前回大会では総合7位に終わった早稲田大学。花田勝彦監督は「すごくまとまって練習ができている。昨年を上回る4年生の強さが見えている」と語るように、4年生がチーム運営において重要な役割を果たしています。
最後に優勝を決めた第87回大会では、6区で当時4年の高野寛基選手がトップの東洋大をとらえ、先頭を逆転。アンカー10区では4年の中島賢士選手がくらいつく東洋大を振り切り総合優勝を達成。2位と21秒差は、史上最小の差として箱根路の歴史に刻まれました。
早稲田の強さの象徴ともいえる4年生の存在。チームで唯一の10000メートル27分台の記録を持つ4年生の石塚陽士選手は、「最後はビシッと決めて、悔いのない箱根4年間を締めくくりたい」と笑顔。
そして人一倍強い気持ちを持つのは、4年生の駅伝主将・伊藤大志選手です。1年生のときに5区で箱根デビューし、総合13位でシード落ちを経験。駅伝の厳しさを知る立場として、チームの向上を目指してきました。
練習では仲間への声かけは忘れないキャプテン。「一番下を知っているからこそ、引っ張っていける学年かなと思う。結果で最後、置き土産としてチームに残していきたい」と言葉と背中で引っ張ります。
■頼れる4年生の背中を追う3年生“エース”
花田監督がチームに求めるのは、学生トップや日本の代表を争う選手とのこと。そんな早稲田の大エースと期待がかかるのが3年生の山口智規選手です。
前回大会は“華の2区”で箱根デビュー。8人抜きで1時間06分31秒をマークし、大先輩である渡辺康幸さんの大学記録を29年ぶりに塗り替えました。
さらに2月には日本選手権クロスカントリー競争で、実業団選手ら有力選手に競り勝ち優勝。
「日本のトップ選手と戦えるようになってきた感覚がある。もう学生には簡単に負けてはいけないという点で、チームの中でも争いには負けられない」と名門の“エース”としての決意を口にします。
総合3位以内を目標に据える早稲田大学。主将の伊藤選手は「チーム全体として戦える雰囲気になりつつある。より洗練された戦えるチームを目指していかなきゃいけない」と、7年ぶりの表彰台を見据えます。
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