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【箱根駅伝】城西大・斎藤将也「真のエース」へ闘志メラメラ 櫛部監督は5区山上りの起用示唆 前回は“山の妖精”が躍動

日テレNEWS NNN / 2024年12月18日 6時31分

100回大会で2区を走った斎藤将也選手と3区のV.キムタイ選手のタスキ渡し(写真:日刊スポーツ/アフロ)

城西大の箱根駅伝に向けた合同取材会が16日に行われ、注目の5区を誰に任せるかが話題となりました。

城西大の箱根駅伝での目標は「総合4位以上」。駅伝部の櫛部静二監督は「4位というと少し中途半端な数字に思われるかもしれませんが、やはり“3強”(青山学院大学、駒澤大学、國學院大學)と呼ばれている今年は、その3強をにらんで4位となっています。もちろん『それ以上』というのは『3強を崩す』という意味になりますが、前回大会は3位でしたので十分可能性があると思います」と、語りました。

■5区山上りで躍動した“山の妖精”が卒業

今年城西大学を卒業した山本唯翔選手(写真:アフロ)

城西大学は今年、主力選手の多くが卒業。中でも5区山上りで2年連続区間新記録を出した“山の妖精”こと山本唯翔選手の穴を誰が埋めるのかがカギとなります。

櫛部監督が山本選手の後釜として、今回名前を挙げたのは、3年生の斎藤将也選手です。

斎藤選手は前回大会、エース集う花の2区を1時間07分15秒の好タイムで区間8位と快走。さらに1年生の時には、“仮想箱根5区”とした山道のコースを走る激坂最速王決定戦で、山本選手に先着した経験もあります。

櫛部監督は「1年生の時に山本に勝った唯一の存在として斎藤将也、3年生。非常に上りに適性があるので、かねてから考えておりました」と、5区への起用を示唆しました。

一方で「個人的には(斎藤選手に5区を)走ってほしいという気持ちを持ちながら、2区ということも考えつつ今構成を考えております。もう1人5区に適任の者がおりますので、直前に調子を見て決めていきたい」と、検討段階にあることも明かしています。

■「区間新をとる準備もできている」 101回大会で“真のエース”へ

11月の記録会では1万mで自己ベストの27分台で走る斎藤選手

監督の言葉を受けて斎藤選手は「自分自身、上りの適性があるかというのはよく分からなくて、本当にただ全力で駆け上っているだけなので。当日5区だった場合はとにかく全力で駆け上りたいと思っています」とコメント。

さらに「2年連続城西大は区間新をとっているというところで、他の人であればプレッシャーを感じるかもしれませんが、僕はプレッシャーなく。自分のスタイルを貫くだけなので、区間新をとる準備もできています。唯翔さんがデータを残してくれたということでそれを目指して走るのですが、やっぱり僕の仕事は一番を持ってくるというところ。何番で来ようが何分差で来ようが、一番最初にゴールテープを切れるように。そこだけを目指して走ります」と、「全区間準備している」とも話したうえでチームを背負う覚悟を見せました。

また「いろいろな記事を読ませていただいたのですが…」と切り出した斎藤選手は、同じく城西大3年生の留学生ヴィクター キムタイ選手と比較して、自身が「すべてにおいて日本人エースとしか書かれていない」ことに言及。「今年は箱根駅伝で“真のエース”になるために、ヴィクターより強さを見せていきたいと思っています」と力を込めました。

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