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“旧安倍派5人衆”萩生田氏、政倫審に出席 自民党“裏金事件”めぐり

日テレNEWS NNN / 2024年12月18日 20時23分

日テレNEWS NNN

自民党のいわゆる裏金事件をめぐり、衆議院の政治倫理審査会に萩生田元政調会長が出席しました。「安倍派5人衆」と呼ばれ、派閥の実力者だった萩生田氏。何を語ったのでしょうか。

   ◇

“裏金事件”で新たな事実は出てくるのでしょうか。18日に行われた「政治倫理審査会」に注目の議員が出席しました。

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自民党 萩生田元政調会長(旧安倍派、不記載額2728万円)

「このたびの問題により、国民の皆さまに多大な疑念を抱かせ、政治不信を招きましたことについて、この機会に改めて深くおわびを申し上げます」

旧安倍派の幹部でいわゆる5人衆のひとり、安倍元首相の最側近だった萩生田元政調会長。不記載額は2728万円と多い一方、5人衆の中では唯一、政倫審に出席していませんでした。

政界を揺るがせた“裏金事件”。自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、派閥から“キックバック”を受けたり、パーティー券収入の一部を“中抜き”したりして、収支報告書に記載していなかったものです。現職の国会議員も逮捕・起訴され、刑事事件にも発展しました。

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しかし、残されたナゾがあります。旧安倍派では、一度中止する方針となったキックバックについて、誰が再開を決めたのか分かっていません。

自民党 萩生田元政調会長

「安倍会長が生前に還付停止を指示されたとされる令和4年4月の会合、またご逝去後に還付について幹部が協議したとされる令和4年8月の会合のいずれにも参加しておりません。私はそのような協議に参加する立場になかったのであり、事実上の相談を受けたこともありません」

これについては、知らなかったと強調した萩生田氏。ただ、旧安倍派の幹部たちで自発的に事実を明らかにすべきとの指摘も…

日本維新の会 守島議員

「やっぱりそうした話し合いの場、解明の場を積極的に持つべきじゃないでしょうか」

自民党 萩生田元政調会長

「個人的に相対(あいたい)で話をした時に、問い合わせ、問い掛けをしたりしたことは私もございますけれど、今のところ新しいことは分からないというふうに承知をしてます」

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日本維新の会 守島議員

「そういう機会はこれから持とうとはしないということですか」

自民党 萩生田元政調会長

「それぞれ会合にいた人たちしか分からないことはあるわけですから、それは、もし明らかにすることがあるんだったら、それはそれで話し合うべきじゃないかなと、個人的に思います」

萩生田氏はあくまでも、会合に出席した、ほかの当時の幹部たちが、話し合うべきとの考えを示しました。

   ◇

一方、もう一つの“残されたナゾ”。“裏金”はいつから始まったのかについて、18日、新たな証言が。

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自民党 柴山元文科相(旧安倍派、不記載額896万円)

「平成26年(2014年)頃に清和研(旧安倍派)の事務局から秘書に対し、今後は寄付について収支報告書に計上しないので、貴事務所でも受領について同様の対応をとってほしい。つまり双方が計上しない形に従ってほしい旨の要請があったのです」

その時期について、“2014年頃”と述べた柴山元文科相。前の年とは違う指示に対し、派閥側に問い合わせたところ、「特別扱いできない」として、従うよう求められたといいます。

柴山氏は当時の状況について、「気持ち悪かった」と振り返りつつ、「猛省している」と陳謝しました。

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一方、萩生田氏は…

自民党 萩生田元政調会長

「(2003年に)ノルマを超過して販売した分は、政治活動費として返すとの説明を受けた記憶がございます」

柴山氏よりも10年以上前の2003年から、萩生田氏は当時の事務総長から“キックバック”自体は聞いていたことを明らかにしました。

   ◇

19日も行われる政倫審。新たな事実は出てくるのでしょうか。

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