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【箱根駅伝】創価大学 総合Vへ“強さ”を追い求めた練習の日々 今季絶好調の吉田響は「山の神」へ

日テレNEWS NNN / 2024年12月19日 9時0分

100回大会の箱根駅伝5区ではニット帽をかぶり出走した創価大学の吉田響選手(写真:アフロ)

2025年1月2、3日に行われる箱根駅伝。101回目を数える今大会で、創価大学は6年連続8度目の箱根路に挑みます。

■シード権では満足せず・・・総合Vへ追い求める“強さ”とは

前回大会は、総合8位。5年連続シード権を獲得し、箱根駅伝の常連となった創価大学は、この結果に満足せず。4年生の主将・吉田凌選手は、「もう少し上の順位を求めていたので、本当に悔しい箱根駅伝になった」と振り返り、目標は大学初の箱根駅伝総合優勝です。

そのため、榎木和貴監督が選手に求めるものとは。

「駅伝は流れであり、生ものでもある。どんな条件でも自分の力を100%発揮できるような“強さ”を、我々は求めて日々やっています」

指揮官が求めるのは“強さ”のあるランナー。ある日の練習では、30度を超える日中にあえてスピード練習を行い、心身共に負荷をかけます。どんな条件下でも走れる精神的な強さを鍛えることが、今年の創価大学のスタイル。選手たちも「暑い日の練習も大事」とそろえて口にします。

ケニア合宿の様子

また標高2000mを超えるケニアでの強化合宿を実施。2年生ながら主力としてチームを引っ張る小池莉希選手は、現地で刺激を受けたといいます。

「(ケニアの選手と)一緒に練習をして、まだまだ差があるなって。標高が2300~2400mの環境で練習するとこれだけ強くなるんだと、まだまだ自分も強くなる材料があるなと本当に感じる機会でした」

■総合Vのキーマン吉田響 目指し続けた“山の神”へ

今季自己ベスト連発の吉田響選手

総合優勝のために覚醒が待たれるのは、4年生の吉田響選手です。これまで5区で“山の神”を目指し続けてきましたが、前年は区間9位と伸び悩みました。

「やっぱりすごく山はキツくて。心肺も平地と比べるとすごくキツイですし、脚も乳酸がたまって動かなくなる。それでもチームのために全力で走り抜ける姿っていうのは、本当に言葉にできないくらい人の感情に働きかけると思う」

その思いを胸に今季は自己ベストを連発。3000m(8分3秒00)、5000m(13分39秒94)、10000m(28分12秒01)、ハーフマラソン(1時間1分45秒)の4種目で次々と自らの記録を塗り替え、出雲駅伝では2区区間賞、全日本大学駅伝では2区区間2位と快走をみせます。

夏以降は5区に特化した練習も開始。起伏のあるクロスカントリーコースを中心に走り込んできました。

目標シートには「山の神になる」

吉田選手の目標シートには「山の神になる」の文字。目標がぶれることはありません。

「5区で山の神になることを目標に4年間取り組んできたので、チームで総合優勝を目標にしているので、山の神になることと総合優勝、この2つを達成できるように頑張っていきたい」

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