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国境なき医師団、イスラエルの行動「民族浄化」の兆候と強く非難 パレスチナ

日テレNEWS NNN / 2024年12月20日 14時17分

日テレNEWS NNN

パレスチナ自治区ガザ地区で医療活動を続ける「国境なき医師団」は19日、イスラエルの行動にはパレスチナ人に対する「民族浄化」の兆候があるとして、強く非難しました。イスラエル側は「まったくのでたらめだ」と反発しています。

ロイター通信によりますと、イスラム組織ハマスの掃討作戦を続けるイスラエル軍が、ガザ地区にある避難民のシェルターや住宅地など各地を空爆し、19日だけで44人が死亡したということです。

ガザ地区保健当局は、去年10月以降、パレスチナ人の死者は4万5000人以上にのぼったとしています。こうした中、ガザ地区で医療活動を続ける「国境なき医師団」は、19日に報告書を公表しました。その中で、イスラエルが民間人を攻撃し、医療インフラの破壊や人道支援の拒絶などを行っているとし、「ガザ地区の人々は『死の罠』の中で生活している」として、イスラエルを強く非難しました。また、「民族浄化の兆候があることは疑いの余地がない」として、特定の民族を一掃する「民族浄化」をイスラエルが意図している可能性に言及しました。

また、国際人権団体の「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」も19日、イスラエルが意図的にガザ地区への水供給を妨害し、数千人が死亡した可能性があると指摘し、ジェノサイド(=大量虐殺)にあたるとする報告書を公表しました。

AP通信によりますと、イスラエル外務省は、国境なき医師団の報告書について、「まったくのでたらめだ」とし、ヒューマン・ライツ・ウォッチに対しても「血にまみれた中傷を広めようとしている」と強く反発しています。

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